水かけ祭

水かけ祭

 永代橋を渡ったところの佐賀町の人たちは、沿道に大型のトラックを出して、荷台に消防用のホースを引き込み、十数人がかりでバケツですくって盛大に担ぎ手たちに水をかけています。担ぎ手たちも水をかけられると、高々と神輿を差し上げて応えています。これを「神輿を差す」と言うそうです。
 神輿は町内のお神酒所でも必ず神輿を差して敬意を表すようです。

 永代橋の手前では、京橋消防署の消防署員が消火栓から勢いよく水を神輿にかけています。普段は火に水をかけている彼らも、今日ばかりは人間にかけ放題ということで嬉々としてホースを操っていました。担ぎ手たちは目を開けていることができません。
 永代橋に入ると、「させさせさせさせ」というかけ声で、神輿は必ず「差す」状態になり、185メートルの橋を渡りきるまでずっと神輿を高く掲げ続けます。これは肩にかついでいる状態よりもかなり体力を消耗するので、橋に入った瞬間はまだたいしたことはないのですが、渡りきるころにはへとへとになってしまうそうです。しかし自分の町内の神輿が落ちてしまうというのは沽券にかかわることですから、必死になって神輿を支え続けます。この永代橋が巡行のクライマックスかもしれませんね。1807年には、見物人の重みで橋が落ち、1500人が川にはまって大勢の人死にが出たそうです。

水かけ祭


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これはあくまでも個人的な備忘のための旅行記であり、ここに書かれている情報を利用したためにどのような不都合があったとしても、当方は一切関知しませんので悪しからず。