大正のリバーサイドホテル

海水館

 大川端、今は墓石のような記念碑がひっそり立っているこの地に、海水館という3階建てのハイカラなアパートが明治の終わり頃建てられ、賑わっていたそうです。島崎藤村が小説を執筆し、小山内薫が居を構え、そこに市川左団次たち役者が蝟集し、三木露風や竹久夢二が出入りした。この地は文化の花が咲いたところなんですね。
 この頃は、佃はシテール島やリドのような景勝地だったんですね。富裕者の別荘や海岸療養所が軒を並べていたらしい。海水浴場もあったらしいです。やがて月島が埋め立てられて工場が林立するに至って、このリゾートは賑わいを喪い、今は佃3丁目になっています。


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これはあくまでも個人的な備忘のための旅行記であり、ここに書かれている情報を利用したためにどのような不都合があったとしても、当方は一切関知しませんので悪しからず。