戦跡コレヒドール島 (3)

ナバロンの要塞を遙かに凌ぐ要塞島だった。

ハーン砲台(12砲。射程2万9000ヤード)ハーン砲台(12砲。射程2万9000ヤード)

 島をめぐると、コンクリートで固められ、巨大な大砲が据えられた砲台を幾つも見ることができます。
 かなり太い鉄筋で骨組みを作り、その周りをコンクリートで固めてあるのですが、激しい砲撃により鉄骨がぐにゃぐにゃに曲がって剥き出しになっている様がよくわかります。気をつけて歩かないと、そうした砲弾が命中して開けた穴に落ちてけがをしてしまいそうです。

 砲身にも無数の傷が残っていて、敵方の砲撃のすさまじさを物語っています。砲身は400発くらい弾を撃つとダメになってしまうので、スペアが必要なんだそうです。おそらく砲撃のときは何も聞こえなくなってしまうくらいやかましかったでしょうし、震動は激しいし、何より敵の弾に当たったらお陀仏なわけですから、砲兵の緊張たるや言語に絶するものだったでしょう。

クロケット砲台クロケット砲台

 これらの砲塁は堅固ですが、一発の砲弾が運悪く弾薬庫に貫通すると、200人ほどの砲兵要員もろとも木っ端みじんになってしまうんだそうです。砲塁は廃墟として残っていて、しばらく前まで沢山の亡者がさまよっていたそうです。見るからにおどろおどろしいものがあります。

ウエイ砲列ウエイ砲列


 見晴らしの良いところからは、小野田さんが発見されたルバング島を遠望することもできます。


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これはあくまでも個人的な備忘のための旅行記であり、ここに書かれている情報を利用したためにどのような不都合があったとしても、当方は一切関知しませんので悪しからず。