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1/2 サンタ・アニェーゼ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂カタコンベ

 オスティア・リド線ピラミデで地下鉄に乗り換え、テルミニを過ぎてボローニャの駅で降りる。ガソリンスタンドに行って返金の交渉をしようと思うのだ。
 ちょっと歩いてガソリンスタンドのある道に出てみると、ローマ時代の墳墓と思ぼしき物があるので、これは街道だと思われる。ノメンターナ街道という短い街道なのである。
 大使館が多い地区らしく軍人が警備に当たっている。
 ガソリンスタンドを見つけて行ってみると、くだんの有色人種は姿も形もなく、イタリア人の店員が2人で働いている。英語をがさっぱり通じないのだが、要するに「車を持ってくれば残りの60ユーロ分のガソリンは入れてやる」と言っているらしい。まあそれはそうだよな。
 つまりこれで推測できることは、大晦日の日にわれわれの相手をした有色人種はガソリンスタンドとは無関係であり、単にここに給油に来る人たちを相手に窓拭きのバイトをしていたにすぎない。われわれ相手にまったく無意味なことをしたということだ。

サンタ・アニェーゼ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂これは古い。ビザンチン様式入ってる。 「まあどちらにしろおもしろい」と思って地下鉄駅に戻ろうとしたところで、道沿いの教会があったのでふらりと入ってみる。サンタ・アニェーゼ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂である。構造はかなり古いバシリカ形式で女性が礼拝するための2階があるのに、柱や礼拝堂はバロックで、しかも地上からかなり下ったところに教会の床面がありバロック風のかなりゆったりとしたアプローチの会談が整備されている。内陣のモザイク画はおそらくロマネスク以前のものだろう。ビザンチンっぽい。

 カタコンベがあると書いてあるので、8ユーロ払ってガイドに案内してもらうことにする。案内してもらうのはイタリア人の4人家族とわたしである。
 5時半になると切符を売ってくれたお姉さんがカタコンベの扉を開けてくれる。
 以前、サンセバスチャンのカタコンベには行ったことがあるので2度目なのだが、当時はガイドが言っていることはさっぱり分からなかった。今回のお姉さんはなかなか教養人で、英語できちんと説明してくれる。
サンタ・アニェーゼ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂こんなに地面から低いところに聖堂の床面がある。そこに立派な階段をつけている。 カタコンベは堀りやすくて、空気に触れると固まりやすい土壌を選んで作られる。地下に掘った通路沿いに人が入るだけの大きさの穴を掘って棺を使わずに人体だけを埋め、塗り込めてしまう。当時は平均身長が非常に低かったので、穴の大きさもとても小さい。
 墓は故人のやっていた商売を大理石に刻んで、個人が識別できるようにしている。裕福な家の個人礼拝堂もある。大理石の墓標には、墓掘り人夫の名前を刻んでいることもある。また埋葬された人の名前と、生きた年月を日数まで数えて刻んでいる。このように生前のことを墓標に記録するのはキリスト教以外のローマ人でも一緒なのだが、何年に死んだのかは書いていない。キリスト教においては、死んだ日は復活した新しい生を享けることを意味するので、あえて死んだ年は記録しないのだそうだ。
サンタ・アニェーゼこの後陣の古いモザイクの中央がサンタ・アニェーゼ 所々に刻まれているPに×印を施したマークは、キリストを表している。当時はラテン語とギリシャ語を併用していて、Pはギリシャ語におけるキリストの頭文字である。×印は十字架を意味する。前に聞いたことあるんだけど、こういうのは忘れるな。
最後にこの教会が祀っている聖人サンタ・アニェーゼの墓がある。ここにあるのは胴体だけで、首はナボナ広場にあるサンタニェーゼ教会に収められている。彼女は12歳でローマの有力者との結婚を強制され、キリスト教徒であるがゆえにそれを拒否して広場で処刑された。というストーリーで聖人とされてここに眠っているというわけである。

エノテカエノテカ。これはいい! タクシーが捕まらないので、地下鉄でホテルに帰ってくる。
 7時半、飯坂さんとタクシーでカンポ・デイ・フィオーリまで行き、ファルネーゼ宮の正面を見上げて、そこからワイン専門家に教えてもらっていた某エノテカまで歩く。

 この某エノテカというのが、店の天井までワインが並んでいる店で、地元の人はグラスで立ち飲みをしているが、奥にテーブル席が10個ほどあるのでそこに座ることができる。東京にあるエノテカとずいぶん違う。
 席を確保してから、プロシュートやモッツァレラチーズ、サーモンなどのちょっとしたつまみを頼み、ワインを頼むと大抵のものは持ってきてくれる。
 つまみもうまいしワインも安い。これは大当たりだ。ワインを3本空けてしまう。隣に座ったイギリス人と写真を取り合う。飯坂さんはここで気にいったワインを土産として買っていく。
 酔っ払ってふらふらと歩いてナボナ広場で買ったジェラートを食べつつ、ホテルに帰る。


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これはあくまでも個人的な備忘のための旅行記であり、ここに書かれている情報を利用したためにどのような不都合があったとしても、当方は一切関知しませんので悪しからず。