3月28日 ミュンヘン






新市庁舎仕掛け時計新市庁舎仕掛け時計 腕時計を見て、「10時にホテルを出れば、日本で切符を予約していた11時からのミュンヘン・フィルの演奏会(ダニエル・ガッティ指揮マーラー「交響曲第9番」)に余裕で間に合うだろう」と思って、にこにこしながら中央駅に行ってみると、コンコースにある大時計が11時を指している。
 「ドイツ人は時間に正確なことで有名だが、中央駅の大時計が1時間も狂っているようではイタリアよりもひどいじゃないか」と笑っていたら、どうやら他の時計も11時を指している。なんとウィーンとミュンヘンの間には1時間の時差があったのだ。
 知らなかった。ヨーロッパはユーロで統一されたので、何でもかんでも統一されたのだろうという変な思い込みがあり、時差のチェックを全く怠っていたのだ。あわてて地下鉄でミュンヘン・フィルの本拠地であるガスタイク文化センターに行くが、切符売り場は無情にも閉まってカーテンが下りている。マーラーの9番1曲だけなので、インターバルから入ることもできない。かなりまぬけである。今回の旅で最大の失敗であろう。
 あきらめて市庁舎に向かう。

 11時50分ぐらいから、観光客が集まり始める。12時になると、新市庁舎の塔にある仕掛け時計が動くからである。まあ大した見物ではない。この壮麗な建物は、ネオゴシック建築である。
 そこからオペラ座まで歩いてすぐなので、日本で予約したチケットを受けとろうと思って窓口に行ってみると、まだ発券できないらしく「午後6時に来い」と言われてしまう。
アルテ・ピナコテーク絵画館(ラファエロ)アルテ・ピナコテーク絵画館(ラファエロ) オペラ座を出てからまっすぐ歩いてオベリスクを見て、アルテ・ピナコテークへ。やっぱりミュンヘンまで来ると日本人観光客が多い。ルネサンス期からの美術品をごっそりみる。アルブレヒト・デューラーは、二度イタリアに旅行して、ルネサンスの文化を北方に伝えたようだ。2枚のアブラハムがイサクをいけにえにしようとする絵が人気だった。わかりやすい題材だからだろうか。ルーベンスの作品は、質量ともにすごい。アルテ・ピナコテークのカフェで飯を食べる。

 その後隣のノイエ・ピナコテークへ。特別展をやっていて、展示室1-3が潰れていてタダで入れた。しかしアルテ・ピナコテークを見た後では、ここの展示品はいかにもつまらない。ルノワール、モネ、ゴッホ、ゴーギャンなどを見る。美術館の建築自体は面白い。

フラウエン教会フラウエン教会 ホテルに戻って服を着替え、歩いてオペラ座に向かう。途中でミヒェル教会と、聖母教会(マリエント教会)に入ってみる。2つの塔にタマネギを載せた聖母教会は、新市庁舎とともにミュンヘンのシンボルである。1468年から1488年にかけてに建てられた建物で、中に入ってみると高い天井まで真っすぐ伸びている白い柱が美しい。教会の鐘を付け替えるらしく、新しい鐘が置かれていた。

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これはあくまでも個人的な備忘のための旅行記であり、ここに書かれている情報を利用したためにどのような不都合があったとしても、当方は一切関知しませんので悪しからず。