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「人間力」とは、大人になることと見つけたり

これより高次のコンセプトは存在しない







インタビュアー 飯坂彰啓
答える人    岡本呻也

人間力の定義 
「人間力」とは、仕事ができる人や、健全な日常生活をおくっている人が持っている、すぐれた社会的能力のこと
=相手の心にはたらきかけて、人を動かす力

岡本 つまりポイントは、どのようなことを言えば、相手はどう受け取るかとか、自分がこれから話すことは、相手の判断にどのような影響を与えるかということを、どこまで考えて行動するかということなんです。それが「人間力」です。

飯坂  何手先まで読みますかね。
 普通は3手までくらいしか読めないでしょうね。自分のアクションに対して、相手がどう反応して、それに対して自分がどう対処するか、くらいまででしょう。

岡本 かもしれませんね。でもそれを読むのが当然のことですよ。
 もうひとつの考え方としては、先を読むのではなくて、可能性を全部つぶしておくというやり方がありますよね。最終的には自分たちが提案する条件で相手が取り引きするのがいちばん有利な状況を作ってしまえば、先を読まなくても勝負は決まるわけですから。

飯坂  しかしそれは、「人間力」をこれから身につけようとする人に対しては、少し荷が重すぎるんじゃないですかね。

岡本 でもまあビジネスの世界では、まともな仕事をしようと思ったらそこまでのレベルにどうしても行っていただかないといけないし、「人間力」講座の基本コースは、そうした高度なビジネスの交渉力の入門編であり、それ以上高次のコンセプトは存在しないんですよ。
 だからこれを身につける以外にはないわけです。「人間力」を身につければ、いまぼくが話したようなレベルまで自動的に上っていくことができるはずなんです、ちゃんと仕事をやっていればね。

飯坂  もっとスキル的なことを、細かくケースで取り上げたほうがいいんじゃないのかなぁ。

岡本 そういうふうに言う人もいるんです。だけどぼくは必要ないと思ってるんですよ。
 というのは、研修でそんなに細かいことを習っても、そんなに覚えていられないし、ましてや日常業務に応用できないですよ。スキルを限定すれば、対象者が減っちゃうから、そういうスキルが職務上求められていない人は退屈するし。コーチングの講師になろうと思ったら、100個くらいスキルを覚えなきゃいけないらしいのですが、コミュニケーションというのはそんなにむつかしいものでしょうか。わたしはなるべく簡単にやりたいと思っています。そんなに細かいスキルを教えようというのは、たとえてみれば、画を教えるのにいきなり点描画法から教えるようなものですよ。それで上達すればすばらしいことですが、ふつうはデッサンからスタートですよね。「人間力」講座はデッサンを教えるんです。
 「人間力」講座の中では、身につけていただきたいことはたった3つです。それですべてですし、十分ですよ。覚えやすいし、日常業務で反復しやすいから、覚えてさえいれば徐々に身についていくはずです。それで確実に「人間力」は向上しますよ。

飯坂  原理原則を教えれば、それを実行に移すことができる人であるならば苦労はないじゃないですか。そうじゃないからみんな苦労しているわけで。

岡本 だからまず原理原則を教えることで、最高のレベルのところに登っていくための道筋をつけるんですよ。
 だけれど、どんなにケースを繰り返しても、基本のところが身についていない人は、向上することはできないんですよ。

飯坂  だけど研修ビジネスとしては、ケースを繰り返すことで受講時間が延びるじゃないですか。

岡本 ぼくはそれよりも、たとえビジネスとして営業コストがかかったとしても、なるべく多くの人にこの考え方を知ってもらうことのほうが重要だと思っています。
 この考え方を知った人は絶対に得をするわけで、そういう人を一人でも増やしたいですよね。これを知らなきゃ、人生大損ですよ。

人間力とは、「大人になること」と見つけたり

「人間力」エピソード101本

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