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「人間力」とは、大人になることと見つけたり

相手を満足させるため
全身全霊をつぎ込むのが「人間力」







インタビュアー 飯坂彰啓
答える人    岡本呻也

人間力の定義 
「人間力」とは、仕事ができる人や、健全な日常生活をおくっている人が持っている、すぐれた社会的能力のこと
=相手の心にはたらきかけて、人を動かす力

飯坂  そうするとこれ、「人間力」講座の実際のプログラムは、明確に功利的なアプローチになってるんですか。

岡本 ええ、そうですよ。「敵を知り己を知れば」の続きを話しますとね、ピープル・スキルというのは対人能力ですから、なぜ「人間力」は対人能力なのかという話が出てくるんです。
 それはね、どんなに優れた知性を持っている人でも、どんなに性格の良い人でも、他の人と接触しなかったらまったく意味はないからですよ。スタンド・アローンだったらどんなに優れた人格も能力もまったくの無駄なんです。ぼくらの周りで、ほとんど勉強せずにストレートで東大に入って、出てきている人がいっぱいいるわけですが、頭がいいだけでは何の意味もないんですよね。その人がどれだけ周りに影響することができるかが問題なんです。
 人は人に影響して初めて意味があるわけです。

飯坂  野球でいうとね、ピッチャーは唯我独尊でいいと思うし、逆にそうじゃなかったらだめなくらいで、とにかく「自分はいちばんで、どんなバッターにも打たれないんだ」というくらいに思っていなければ、大成しないと思うんです。
 抜きん出た能力がある剛速球ピッチャーのような人も日本企業の中に何人かはいるでしょうし、そういう人は周りと協調しなくてもやっていけるかもしれないと思うんですけどね。

岡本 なかなか企業の中ではそれじゃ済まないですよ。

飯坂  ビジネスの世界では、ピッチャーに求められている基準が、野球の世界と違うということがあるかもしれませんね。
 それに、スタンド・アローンであったとしても、持っている能力を金に変えるためには、他人とのやりとりが発生するわけだし。外界との接触の時にふるまいを変える必要はないけれど、画家にとっての画商のような存在が必要だし、画商が何を考えているかを理解した上でそれをうまく裏切っていくようなやり方をしないとうまくいかないんじゃないのかなぁと思うよね。

岡本 逆に対人スキルがあったら何が分かるかというと、「自分の仕事の相手はだれで、何を求めているのか」ということがまずはっきりして、「その人を満足させるためにはどうすればいいか」が分かって働きかけるから、仕事がうまくいくわけです。

飯坂  目的が達成できるわけだね。

岡本 だから仕事の目的っていうのは、仕事には必ず相手があるわけですから、その相手を満足させたうえで売り上げが上がれば目的は達成できるということです。そうであるのならば、相手を満足させるにはどのようにすればよいのかということになります。
 それにはまず己を知り敵を知ることだと。そのために全身全霊をつぎ込むのが「人間力」だという話なんですよ。

飯坂  全身全霊をつぎ込まなくても、自然にそれができるようになるというのが理想だけどね。

岡本 それが理想ですが、それができないからわざわざ「人間力」講座を受講していただくということになるわけです。
 じゃあどうして自然にそうならないんでしょうか。そこがおかしなところですよね。これはどう考えるべきでしょうか。

飯坂  それはね、頭では分かったとしても、自然に相手を満足させるように体が動くようにならないと、「人間力」が身についたことにならないでしょう。

岡本 だから、「人間力」講座を受ければ、それが身について自然に仕事ができるようになるということなんですよ。

人間力とは、「大人になること」と見つけたり

「人間力」エピソード101本

人間力とは、「大人になること」と見つけたり