仙波敏郎愛媛県警巡査部長に聞く「警察裏金告発の行方」

仙波敏郎 愛媛県警巡査部長に聞く「裏金告発の行方」

監察官も捜査報償費をネコババしてるし

愛媛県警巡査部長
仙波敏郎 氏  

仙波  だけども、僕が人間としていちばん恥ずかしいと思うことをしたのは、生まれて初めて録音テープを録ったことですよ。
 今までそういうことはしたことはなかったのですが、なぜか本能なのでしょうねぇ。告発ですら録音しなかったのに。
 告発の2日後から私に監察の調べが入ったんです。それで調べを担当した若いのに「お前らは2人だ。こちらは1人だから、何を僕がしゃべったかという記録は、当然閲覧できるんだろうな。お前らが勝手に、仙波がああ言ったこういったということを書くんじゃないだろうな。お前らが報告する文章を事前にこちらに読み気かせるのかどうか答えてくれ」と言ったら、ちょっと待ってくださいと言って調べを中断して上司のところに聞きに行きましたよ。
 しばらくしたら戻ってきて、「すみません、それはできません」と。

運営者 はあ??

仙波  「そうしたら何か、お前ら勝手になんでも書いて報告できるということか」と聞くと、「そんなことはしません」というのですが、「それは信用できんのう」と思ったので5時間ほどの調べでしたがあまりしゃべらないようにしました。
 そしてその翌日、「弁護士を同席させてくれ」と言ったら、また上司のところに聞きに行って、「すみません、それはできません」というので、「そうかわかった」といってそれからテープで録音をしました。
 せっかくテープを回してるんですから、できるだけ相手にしゃべらせないといけないのでしょうが、自分でしゃべってしまうんですね、ついつい。

運営者 困りましたねえ(笑)。

仙波  2人とも、年下の警部補で、「監察室には警部も警視も警視正もいるんだから、彼らに調べさせろよ」とも言ったのですが、
 監察官 「他の者は、よう調べん、と言うんですよ」
 仙波  「何でお前らが?」
 監察官 「上司から、お前行ってこい、と言われたんです。上司の命令ですので事情を聴きます」
 仙波  「事情じゃなかろが、取り調べじゃろうが」
 監察官 「いえ、事情聴取です」というわけです。
 そこで
 仙波  「お前ら自身、実際には捜査報償費を支払ったことはないんじゃないのか」
 監察官 「はあ」
 仙波  「だったら愛媛県警が腐るっとるということは全部わかっとろが」
 監察官 「はあ」
・・・というやりとりが全部テープに入ってるんですけどね。

運営者 (爆) 困ったもんだなぁ。
 捜査資料がウイニーで流出した中に、偽造した捜査報償費を支払ったという捜査報告書も流出していて、オンブズの人たちがその支払先とされた人たちに確認してみたら、全員「そんな金はもらっていない」と否定したそうじゃないですか。はなはだしいのは殺人事件の協力者が小学生になって、書類上はその小学生が「お前が犯人だ!」と追いつめたことになっていたとか。名探偵コナンかと。アホですよ、まったく。

仙波  人事異動の時も、監察の調べが早めに終わったので、そのままさっき話した直属上司の課長と食事に行った。そのときたまたま、録音テープを止め忘れて、課長とのやり取りも録音されてしまった。重要なやり取りでしてね、このテープがなかったら、裁判に勝てたかどうかかわからない。

運営者 そうなんですか!

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