コーチングは日本の「やる気」を呼び起こすか

コーチングはからきしダメという経営者はしんどいかも  コーチングは日本の「やる気」を呼び起こすか

本間正人氏  


運営者 それは置いておいて、これはまたコーチングの外延を規定することになる質問になると思うのですが、コーチングのスキルを身につけて、部下の気づきを相手から引き出すようなコーチングスキルを持つマネージャーがいたとします。
 だけど、その上司自身が、自分の仕事の仕組みや、どこでどのように儲けるのかという方法を理解していなかったり、もしくはセンスがなかった場合には、あるいは「仕事をどのように変えていくべきなのか」という目的意識が間違っていたり方向性自体を見失っていたりする場合には、さすがにうまくいかないですよね。
 つまり経営的なスキルというのは、コーチングとは別物なのではないでしょうかね。

本間  これも円グラフで書くとどれぐらいの割合になるのかはわかりませんが、理想のエグゼクティブのコンピテンシーのグラフがあったとして、コーチングのスキルが高ければ、円グラフの半分ぐらいまでは埋まっているような気がしますよね。その中におそらくコミュニケーションとか目標設定とか、かなりいろいろな要素が含まれていると思いますから。
 ただし残りの半分に、「これを何がなんでもやり遂げるのだ」という達成動機とか、あるいはクリエイティビティとか、業界における専門知識とか、その人がすでに築き上げてきた人脈やネットワークがあるかもしれない。
 そっちの方はあるけれどコーチングはからきしダメということであると、かなりバランスが悪い形だと思いますけどね。

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