コーチングは日本の「やる気」を呼び起こすか

日本人は1人しか持っていない資格  コーチングは日本の「やる気」を呼び起こすか

本間正人氏  


運営者 コーチングのスキルを取得するためにはどれくらいの時間の講習を受けなければならないのですか。プロのコーチングには100近いスキルを駆使してしてコーチにあたっているということですが。

本間  聴く、質問する、承認する、というあたりは、ほとんど共通しますが、あとは分類の仕方、数え方にもよるんです。最大手のコーチ21のCTPコースではそういうスキルを100以上教えてくれます。
 その次に大きいのはCTIジャパンという会社です。黄色いコーチングの本(『部下を伸ばすコーチング』)を出している榎本さんという人がやってらっしゃる会社です。
 そこでは例えば「ひとつ提案してもよいですか」というような"許可とりのスキル"というのを教えていますが、それをコーチングのスキルに数えるかどうかというのは人によって違うでしょうね。
 PCC( Professional Certified Coach)は125時間のトレーニングを受けることになっています。それから750時間以上コーチングをクライアントに対して提供したことがあるというのが要件です。それがMCC( Master Certified Coach)になると200時間と2000時間になりますね。これが現在、コーチングの最高位の資格で、今現在、日本人では1人しか持っていません。コーチ21社長の伊藤守さんだけです。

運営者 日本におけるコーチングには、流派の違いというのがあるんでしょうか。

本間  今、申し上げたコーチ21とCTIジャパンさんが2つの大きな流れです。CTIジャパンはアメリカのCTI (Coaches Training Institute)のライセンシーです。コーチ21はアメリカのコーチ・ユニバーシティーのライセンシーです。
 それからPHPも企業研修講師派遣の実績がありますが、コーチング研修のプログラムについては、ぼくもかなりお手伝いしています。それから社内コーチを養成する「ビジネスコーチ養成講座」というのもやっています。

運営者 コーチ・ユニバーシティーというのはどういうものなんですか。

本間  これはですね、電話によるコーチングの教育プログラムなので、どこに本拠地があるというわけではないんです。
 参加者は世界中に散らばっており、ブリッジという電話番号に電話をかけると、そこで20~25人ぐらいが集まってディスカッションをしたり、ロールプレイングをしたり、ロールプレイングに対するフィードバックを受けたりすることができるという仕組みです。ブリッジはテキサスとかフロリダとかいろんなところにあると思います。事務局は、今はコロラドにあるかもしれません。
 CTIはワークショップ形式でセミナーを行います。本拠地はカリフォルニア州のサンラファエロです。

b.pnga.png