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原子力空母ジョージ・ワシントンに乗ってきた! 日本人初単独取材

ジャーナリスト 芦川淳 氏

さすがのアトミック・パワー

さすがのアトミック・パワー

ジャーナリスト 
芦川 淳氏 


芦川  とんでもない勢いで水が出て来て、下手すると溺れるらしい。
 そういう安全対策はやはりすごくて、ジョージ・ワシントンだと弾薬庫から甲板に弾薬をあげる時に、直通のエレベーターはなくて、一度ハンガーデッキ(格納庫)に上げて、別のエレベーターで甲板にあげるようになっています。弾薬庫への直行経路を無くすことで被弾した際の危険性を少なくする効果があります。
 それと経路を分けることで、甲板がやられても別のエレベーターで弾薬を上げられるようにするようにもできます。かなり配慮されてますね。

運営者 なるほどー。

芦川  興味深い体験といえばビデオの件がありましたね。バルチャーズ・ロウ(ハゲワシの廊下=アイランド最上階の廊下)は、そこから下を睥睨できるような場所なのでそういう名前になってるわけですが、そこで発艦や着艦の模様を撮影しようとビデオカメラを回していたんですが、映像は全滅状態です。
 飛行甲板上で撮ったビデオは、遠距離対空レーダーの回転に合わせて強烈なノイズが入って、その瞬間にスイッチを切ったみたいに止まっちゃうんですよ。やっぱり対空レーダーはパワーが強いなあと。

運営者 とっても身体に悪そうですね(笑)。

芦川  こまネタならたくさんありますよ。たとえば食堂の飲み放題のベンディングマシーン。水、スプライト、コーラ、アイスコーヒーに加えて、なぜかルートビアがあるんですよね。ホントに呑んでる人いるのかなと。僕は好きだから飲んでましたけど。それから一般水兵用の区画にズラリと並んでいた自販機は、なぜかドクターペッパーが最大勢力で、物量的にもすごかったああ。あれがアメリカンテイストなのかなぁ。
 あと、変に覚えているのが、シャワーのお湯が熱かったこと。

運営者 熱源はいくらでもあるということで。

芦川  ただ、海上自衛隊の自衛艦にはお風呂があるんですよ。

運営者 海水風呂でしょう。

芦川  だけどジョージ・ワシントンには当然ながら湯船はない。

運営者 たぶん日本が空母を作ったら、湯船はつけるんでしょうね。

芦川  海上自衛隊の塩風呂は結構肌にもいいんで、日本配備を機会に取り入れてはと思いました。
 水はクリーンな真水で、造水能力は非常に高いらしいです。呑んでも全然大丈夫。キティホークでは造水能力に限りがあったので、「1人1日2リットル」なんていう使用制限がありました。ジョージ・ワシントンにはそれがなかったみたいで、これにはビックリ。

運営者 さすがアトミック・パワーですね(笑)。

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