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沖縄の基地問題など、国防を考える3

  芦川淳 氏 

米軍基地の寄与分とは


ジャーナリスト
芦川 淳氏

芦川  それから米軍基地は沖縄経済にお金を落としています。どのくらいの規模になるのかご存じですか。

運営者 「米軍基地の軍属の仕事は楽だし給料がいい」って言ってましたよ。あと住宅がついてるとか言ってたような、言ってなかったような。

芦川  現在の沖縄県民の平均所得は年間250万円以下なんだそうです。それで、米軍に勤める日本人従業員(軍属)の平均年収は400万円ほどに達しています。
 いいですか、県民の平均所得は、人口の5%を占めるその軍属の収入を加えたうえでの250万円以下という数字なんですが、実際にはどれだけ低いかわかりますよね。
 こんなんじゃ普通は食べていけないんですが、沖縄の場合、土地が生み出す以上のお金が空から降ってくるのでなんとかいけてしまう。また沖縄には模合(もあい)という、仲間内の互助組織がありますから、それも言ってみれば表に見えるお金の流れとは別のものをつくって生活を助けることになります。

運営者 どーいうことですか?

芦川  『島の先史学』という本のなかに、沖縄の置かれている位置はとても特殊だと書かれています。
 大陸と直接交易のできる場所にあって、これだけ水が豊富で農産物の獲れる島なので、面積当たりで養える島民の人数が多いらしいということなんです。つまり土地のポテンシャルが高いんですね。
 これがもし交易ができなくて、島の中だけの生産物で生きていたとしたら、現在の沖縄の3分の1の人口しか養うことができないでしょう。ですから40万人しか養えないわけです。
 それが120万人以上の人口を抱えていられるというのは、沖縄は貿易立国であるということを表しているわけです。

運営者 だからフリートレードゾーンなんかが、経済特区以前からあるわけですな。

芦川  つまり沖縄は、自己の持っているキャパシティを超えて生きている島なんです。それは日本列島自身と一緒です。
 そのためには、自分たちだけで生み出せるもの以上のものを生産しなければなりません。だけど島内での消費がそんなにあるわけでもなし、貿易といっても限度がある。にもかかわらず沖縄の人口は、戦後、自己のキャパシティを超えて増え続けてきています。
 それはなぜかというと、すなわち戦後についてはやはり米軍基地があったからだと言わざるを得ません。他からの入力によって本来のキャパシティ以上の人口が養えているわけですから。

運営者 なるほどー、普通の離島で養える分以上に増えた人口分は、米軍基地の寄与分であるということですね。

芦川  米軍基地がなければ沖縄は生きていけないというのは、沖縄ではだれもが言ってるし知っていることなんです。なかには「基地がなくなったら困る」と公言してはばからない人もいます。もしそれが本当になったら、それまで島を潤していた緑雨が途絶えることになり、沖縄の経済は重大な選択を迫られることになります。それでも某党は「即時撤退」などと言います。
 将来的に琉球弧を西太平洋の防壁としたい中国は、沖縄に軍事基地を置くことを渇望しているはずです。仮に沖縄の独立運動なるものが起きたとしたら、保護を目的に手を伸ばし、やがてお得意の「内政問題」にしてしまうような芸当だってやりかねません。結果としてもたらされるのは沖縄の要塞化になるでしょう。

運営者 まあ、某党の目的は、日本の破壊ですから。辻元清美ですら、行政をやって目が醒めて回心して転向したんですけどね、そういう売国奴が政治家でいられる日本の平和さよ、ということです。

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