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沖縄の基地問題など、国防を考える3

  芦川淳 氏 

「とにかく日本から米軍を追い出したい」という人たち


 

ジャーナリスト
芦川 淳氏

芦川   もちろんガチな反対派の方々もいらっしゃいますよ。鳩山さんが沖縄に行ったときに大きな横断幕を広げていた方々のなかにもそういった人たちがいましたけど、そうした方々は毎週金曜日、恒例行事としてキャンプ・シュワブの前で「基地反対」の横断幕を掲げてるんです。
  
運営者 ソウルの日本大使館の水曜日と一緒ですね。
  
芦川   そうそう。地元の人はごく少数で、本島内の別の場所からクルマを飛ばしてやって来ているみたいですね。何人かに話を聞いてみると、とにかく基地というよりも、米軍の存在そのものに否定的で、なかには「キャンプ・シュワブを認めることは、米兵の殺人行為を認めることになる。つまり日本が加害者になる」という主張もありました。
  
運営者 はあー、加害者ですか(笑)。日本人が、誰か、どなたかにご迷惑をおかけしましたでしょうかね?
  
芦川   つまりキャンプ・シュワブで訓練された兵隊たちが、アフガニスタンやイラクに派遣されてそこで人殺しをするので、日本がそれに加担するのは許せないのだそうです。
  考えがあまりにも突飛すぎで、「一瞬、何を言われているのか分からなくなるぜ」という感覚に襲われましたがリアルな話です。背後にはテレビカメラが並び、反対派の方々は「鳩山は何しに来たんだー!」と叫んでいる人がいますし、上空では米軍と報道のヘリコプターがバリバリと音をたてて飛んでますし・・・いやもう、とんでもない現場でしたね、あの日は。
  
運営者 「真っ白になっちまったぜ」というやつですね。
  
芦川   彼らからすれば、テロリストを根絶するために、軍隊として乗り込んでいって掃討までするような悪人は許せないらしいんです。国連決議という民主主義的なルールの中で動いていても関係ない。「とにかく鬼畜のような米軍を野放しにしておいてはいけない」という考えのようですね。
  
運営者 まったく理解できませんね。言論による主義の主張や、平和的な仲裁機関を暴力的に否定するテロリストというのは、民主主義の敵でしかないのですが。
  
芦川   そのような彼らの行動や言動を分析していくと、結局のところ、「とにかく日本から米軍を追い出したい」という想いに尽きる、とそう考えられます。
 辺野古への移設云々といったことよりも、沖縄や日本からアメリカ合衆国の軍事力を排除したいというのが第一の目的と思えるわけで、つまり平和や人権や自然保護という言葉の裏に、米軍排除の考えがあるのではないかという疑念が生まれます。
 じゃあ、それはそれとして、もし米軍が日本に存在しなければ、あるいは追い出せば誰にとって得になるのか? それを考えなければいけません。これがもっとも重要な話になります。
  
運営者 みずぽたんが、「とにかく米軍は国外に」と言って泣きながら連立を離脱した理由は、それしか考えられませんよ。
 その尻馬に乗ってね、「外国の軍隊が自分の国にいることは世界的に見ても異常なことなんですよ」などと訳知り顔にしゃべっている知識人がいっぱいいたりするわけですよ。じゃあトルコの米軍基地はどうなるんだ、ドイツの米軍基地はどうなるんだと思いますが・・・
 平和団体のみなさんが大好きな憲法9条が守られているのも、米軍が代わりにいてくれて、抑止力になってくれているからだと思いますけどね。米軍こそ9条を一番守ってくれている存在なのに。

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