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先島諸島に自衛隊を駐屯させないと…

ジャーナリスト 芦川淳 氏

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運営者 それは、そこに自衛隊が存在しないからですね。

芦川 もし、少しでもいいから、石垣島あたりに自衛隊の部隊が存在していれば、そこではじめて防御や戦闘についての話題が成り立つと考えるべきでしょう。そうでないと、いちいち非現実的な攻撃方法について考えなきゃならなくなっちゃいます。
 いまは配備されていなくても、中国軍による台湾攻略の情報が入った時点で、いわゆるおそれ事態として考えて、自衛隊の一部部隊を先島諸島に前方展開させておく方策を考えないといけません。ということは、朝鮮半島有事と同時に先島諸島への展開をできるような形にしておかないとダメということです。

運営者 まったくですねえ、で、おそれ事態とは?

芦川 おそれ事態は、北朝鮮の弾道ミサイルに対処するために整備された法律で、北朝鮮がミサイルの発射を準備した段階で、防衛大臣が自衛隊に出動の準備命令が出せるものです。
 ただ、中国が台湾を陥とすとしたら、間違いなく電撃的なものになるでしょうから、ただ出動準備をするだけでは対処不足です。実行力のある部隊をすぐさま急派できるような態勢を造り上げておかないとすべてが水の泡になってしまいますよ。
 
運営者 おそらく中国軍の作戦能力を奪うことはできても、島自体を取り返すことはできないということですね。
 つまり、国境線の島で部隊を配備していない島があるという時点で、日本はすでに負けているということですか。

芦川 まったくそうです。だから今すぐ、先島諸島には今すぐ実効部隊をおくべきです。
 自衛隊内部では、おそらく10年以上前からこういうことは話されていたと思います。どの島にどのくらいの部隊をおけばよいかということも十分に計算されているはずですよ。

運営者 なるほど。

芦川 だけど、自衛隊は本音を語れない組織ですからね。それに、松竹梅と計画を考えたところで、人と予算の問題にはかならずぶつかります。今回の新大綱で、与那国島に小部隊を置くことが計画に乗りましたが、これも苦肉の策ですね。

運営者 そりゃそうでしょうよ。民間人が自衛隊の航空祭に招かれて、政治的な発言をしただけで思想統制をしようとするような内閣の下で、そんなことを自衛隊内部から言えるはずがないじゃないですか(笑)。
 そうするとね、中国は過去20年にわたって年率7%を超えるすさまじい軍拡を続けていて、購買力平価で考えると世界一の軍事費支出を続けています。そして装備の近代化を進めています。
 彼らが日本に対してどのようなエスカレーション戦略をとるかわかりませんが、だいたいで想定して、日本は対中国の軍備として自衛隊をどのくらい増強するべきだと芦川さんはお考えですか。
 これは聞いた話ですが、某よくメディアにコメンテーターとして出てくる、日本にいる韓国系の新聞の記者が、「中国と戦争するには、消費税が40%になり、日本に徴兵制が敷かれる」と言い触らしているらしいんですが・・・


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