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「国防」について考えてみよう part2

ジャーナリスト 芦川淳 氏

アジア太平洋地域でどのようなリーダーシップを構想するか

ジャーナリスト
芦川淳 氏   

運営者 おもしろいじゃないですか。何年くらいかかりますかね??

芦川  25年は見ておかなければならないでしょう。
 このような集団安全保障のために、初めて日本が日米安全保障条約を解消するという図式が、去年の北朝鮮の核装備から見えてくる図式なんです。

運営者 北京がそれを許しますかね。

芦川  まあ、大洋同盟の力が強ければ、勝てますね。だって、われわれはそこを通過しなければならないんですから。

運営者 大洋同盟実現のためには、北京政府の力をどれだけ弱めてをおくかとセットとなるでしょうね。

芦川  そのカギは、中国の格差問題ですね。
 金正日は偉大ですよ。上海がひょっとしたらわれわれのブロックに入ってきてくれるかもしれないきっかけを作ってくれたんですから。

運営者 計算してやってるわけではないですけどね。彼が考えているのは、自分の保身だけですから。

芦川  それがこれを招くとは、いったいだれが予想しただろうか(笑)。
 それで前述のようなアジア地域の海洋同盟ができあがった時に、初めて日本がどのような軍備を持っているかが問題になるでしょう。

運営者 そこに備えた自衛隊の装備を考えていかなければならないわけですか。

芦川  そうです。そうなってくると、今の段階でははっきり言えることは限られてきますよね(笑)。

運営者 ひとつ言えることは、自衛隊にも前方展開能力が必要となってくるということでしょう。

芦川  となると、空母が必要なんです。それから海外の基地に日本人が常駐する必要も出てきます。例えばオーストラリアやインドネシアに日本の基地をつくるということも考えなければなりません。お互いの相互援助ですから。

運営者 おそらく、基地問題のない基地ができることでしょう(笑)。

芦川  その時になって初めて、沖縄問題が片付くんですよ。このような形になれば、沖縄に投下したものはすべて無駄になるでしょう。でも沖縄に基地がなかった場合には、何かが起きる可能性が高いわけですから、やっぱり基地はあったほうがよかったわけです。
 それで25年後に、日本がアジア太平洋地域でどのようなリーダーシップをとっているのか、その青写真が必要だし、それを見据えた政治構造や経済構造、軍備を作っておかなければならないわけです。
 もちろん読み筋が違って、日本が閉鎖主義に陥っているとか、中国が世界を支配しているといった形になっていれば成り立たない話ですが。

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これはあくまで呑み話をまとめたものです。

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