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「国防」について考えてみよう part2

ジャーナリスト 芦川淳 氏

「戦後」の終焉、台湾、その先にある日米安保解消の枠組み

ジャーナリスト
芦川淳 氏   

芦川  そうすると、北朝鮮が核兵器を保有し、中国がそれに対して反応するという「なしくずし統一」の中で、半島勢と自衛隊との小競り合いが起き、それが戦後日本を変える最大のパラダイムシフトになるだろうと考えられるのです。

運営者 半島人に与えられる役割としては、全く相応しいものだと評価することができるでしょう(笑)。

芦川  それ以前の段階として、中国国内で北京政府と、台湾と経済的な結びつきを深めている上海閥や沿海諸州とのあつれきが生じるでしょうから、それがこの流れにどのように影響するかという問題もありますが。

運営者 おそらく、あらゆる局面で北京政府と直轄都市との間で亀裂が生じるでしょう。

芦川  多党制になったときが、中国を崩壊のトリガーですよ。サミットへの参加などを考えているうちに、多党制にしなければどうにもならない局面が来ると思いますよ。

運営者 多党制を実現する強力なリーダーが出現したときがピンチですよ。ゴルバチョフみたいな奴ですよね。

芦川  いま江沢民派と胡錦濤党派の間で激しい権力闘争が起きています。ひょっとすると上海万博はなくなるかもしれません。 その時に、台湾と日本がどのような形で手を結び合うかが、アジアの安全保障の中で一番大切なキーポイントになるんです。
 それは、アジアからアメリカが引く、第一歩になるはずだからです。

運営者 台湾の独立は、アメリカが手を引いたら守れないのではないでしょうか?

芦川  そこで大切なのは、「アジア全体がアジアの平和のために立ち上がる」という姿勢をつくることです。その姿勢を作るきっかけは、台湾問題にあるでしょう。

運営者 それは、憲法改正で議論されているような集団的自衛権の枠組みを超えた概念ですよ。そんなことが可能でしょうかね。

芦川  それをわたしは「大洋同盟」と呼んでいいと思うのですが、アジア地域の海洋同盟、南はオーストラリアから、インド、インドネシア、タイ、ベトナムを含めた感じです。「ASEANから中国を抜いたもの」といってもいいかもしれません。もちろん上海が「入りたい」というのであれば、入っていただきましょう。
 つまり海でつながっている連中が一緒に守るという体制です。アメリカは顧問でいいですよ。日本はアメリカの枷から外れて、こうした集団安全保障体制をとるために、日本とアメリカが初めて安保体制を解くということが考えられるわけです。


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これはあくまで呑み話をまとめたものです。

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