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「国防」について考えてみよう part2

ジャーナリスト 芦川淳 氏

C-XとF-22

ジャーナリスト
芦川淳 氏   

運営者 話を先に進めて、空自の方の新装備の目玉はなんですか。

芦川  それが、さっきお話ししたC-X(次期輸送機)ですよ。これは見た目がはっきり言って流麗。細身なんだけれどもとても力強さを感じさせるいいデザインです。

運営者 絶賛ですね。日本に中距離以上の輸送能力が必要なのかという人もいますが。

芦川  海外派遣が自衛隊の正式任務に入りましたからね。その時に他国の飛行機を借りるとか、1回で行けるところを3回給油しながらいくというのはナンセンスです。しかも国産輸送機のC-1の耐用年数がそろそろ切れそうなので、ここらで一発、ちゃんとしたものを作りましょうとなったんです。

運営者 で、C-X以外の話題というと?

芦川  誰もが知っている次期戦闘機ですね。F-22がどうなるか。

運営者 あれだけ自衛隊から情報だだ漏れでは、最新のステルス機は売ってもらえないだろうなっていうのはガキでもわかりますよね。

芦川  それでもう、この話は終わりですよ(笑)。

運営者 自衛隊員が、ああも簡単に中国のハニートラップに引っかかるのは、なんとかならないもんですかね。

芦川  やっぱりお金がないんですよ。自衛隊はバックヤードの組織の方が大きいんですから。にもかかわらず情報保全にかけられる予算は少ないんです。空自はそれでも進んでる方で、F-22の導入に関しては、イージス艦の高度情報ダダ漏れ事件が場外ホームラン級の激震になりました。

運営者 あとね、文化的な土壌もあって、日本人はお互いさまだから、他人を受け容れて信じやすいとこがあるんですよね。だから防諜意識が非常に希薄です。ハニートラップには引っかかるし、スパイにはベラベラしゃべっちゃうし。

芦川  なあなあですからね。一神教と多神教の土壌の違いかもしれませんね(笑)。他者に対する態度として、一神教の人ならYESかNOで曖昧さを残さないですからねえ。もともとアジアの水っぽい国であるうえに、もっとも情報保全の必要な省庁だというのに、人も物も予算もないんだから。「それは言ってはダメ」と文章をつくってそれだけで事が済むわけがない。実行力のある法律もないし、そりゃ無理ですよ。

運営者 スパイ防止法はつくるべきですよね。ところがなぜできないかというと、左巻きの皆さんが反対するからですよ。

芦川  スパイ防止法を作ると左巻きの皆さんがいちばん困るからじゃないですか。困らない人が声を上げて反対するはずがない。こっちの方が問題だ(笑)。
 まあF-22を売ってもらえないのは、アメリカの国防上のプランにもよると思いますが、日本側の要因としては、機密漏洩は非常に大きい問題ですね。売る側は安心して売ることができないばかりか、そこから自国の安全保障が侵されるということもありますから。いまさら包括的な秘密防護協定を結んだところで、スパイ防止法のような法律がなければ、やっぱり実行力を伴うことができません。

運営者 それでF-4EJ改で当分行くとして、08年の夏には次期戦闘機を決めなきゃいけないわけじゃないですか。ユーロファイターは当て馬でしょう。とするとF-35ですか。芦川さんが言ってる通りに流れてきたじゃないですか。

芦川  値段が安いし、F-22より、若干ハイテクなところもあるし。なによりも機数を揃えられる。いまイギリス海軍の空母には、空軍が運用するハリアー戦闘機が乗っていますが、日本だってそんな運用が可能です。おっと、これは口が滑ったかな(笑)。

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これはあくまで呑み話をまとめたものです。

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