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「国防」について考えてみよう part2

ジャーナリスト 芦川淳 氏

「ヘリ空母」の何が悪い。隣の国でも造ってるぞ

ジャーナリスト
芦川淳 氏   

E  ところが、おおすみが建造された頃の16DDHのイメージ図では、それとは関係ないと言わんばかりに艦橋は真ん中に置かれていました。そして飛行甲板はその艦橋の前後に置かれていたんです。

運営者 なんだそりゃ。つまり役所がうるさかったということですね。

芦川  それが本当かどうかはわかりません。でも、おおすみが配備されて評価が固まった頃になると、16DDHのイラストがちゃっかり姿を変えていまの全通甲板になったんです。

運営者 9000トン級のおおすみはステップとして作られたということですか?

芦川  それが海上自衛隊の慎重さなんではないかと(笑)。いらぬ警戒ばかりの。

運営者 だって空母のどこが悪いんですか。となりの国でつくっている本格的な攻撃型空母は、あれはいいんですか? あっちのほうがよっぽど侵略的だと思いますが。

芦川  新DDHは、攻撃型空母とか正規空母とか言われる類じゃないですからね。あれで他国を攻撃しに行ったら、それは自殺行為に等しいし(笑)。

運営者 だから「DDHには攻撃能力がある」というのは無理があるような気がしますが。

芦川  まあ、ただ、例えば海兵隊がつかっているハリアーが、安保条約や周辺事態法の規定に従って、有事の際に発着艦するようなことがあれば・・・いざというときに、そうした攻撃機のプラットフォームに使われるような可能性も考えられなくはないですね。

運営者 それは法律上OKであればOKだし、ダメだったらダメなんでしょう。

芦川  能力としてVTOL機が発着艦できなくはないということです。実際、サイズ的には数機のハリアーを搭載できるし、エレベーターもハリアーとトンピシャ。極論を言えば、新DDHは、ハリアーの運用能力を持つ攻撃型軽空母にもなりえるといえます(笑)。

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これはあくまで呑み話をまとめたものです。

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