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「国防」についてプラクティカルに考えてみよう

ジャーナリスト 芦川淳 氏

どんどん進む戦闘機の機能

ジャーナリスト
芦川淳 氏 

 

芦川  ほんとうはね、ファントムの後継機の選択肢は、F2しかないと思うんです。今から導入して運用ができて、値段がそこそこで、生産することによって単価が下がって、かつ仕様を満たしてるのはF2しかないです。

運営者 F2なら話が早くていいじゃないですか。

芦川  F2に足りないところを予算化してF2Cを作ればいいと思うんです。でもそういう話はなぜかあまり聞きませんね。

運営者 必要性とコストの兼ね合いについてなんですけど、基本的にはどのように考えればいいんでしょうかね。

芦川  それはどういう敵が相手なのかということをまず考えなきゃいきませんよね。F15というのは旧ソ連を念頭に置いて作られた戦闘機なんです。低空侵入してくる敵を見つけてやっつけるというのはF15の方がよかったんです。
 でもまあはっきり言えば、ステルス以外の飛行機の性能は飽和しているので、何でもよくなっちゃうんですよ。必要なミサイルが積めて空戦性能があれば、何でもいいんです。

運営者 人間の身体能力の限界を使うところまでいっちゃてますからね。

芦川  戦闘機のパイロットには9G近い負荷がかかってるんですよ。

運営者 それでマッハ2で飛びながら戦闘をするというのは、信じられないことですよ。人間の限界でしょう。

芦川  偵察機はUAV(UnmannedAirVehicle)の実用化が進んでいますが、その先もまだあって、UCAV(UnmannedCombatAirVehicle)になっちゃっていますよ。X45は戦闘機型です。

運営者 RMA(RevolutioninMilitaryAffairs)の真骨頂みたいなものですね。スタートレックの一番最初のシリーズで、惑星間のコンピューターが戦争して、負けた人数の分だけ処刑している星という設定の「コンピューター戦争」という話があったんですが、何かそれに近づいてくるような感じがするなぁ。

芦川  国家間の戦争の場合は、最後に必ず占領業務というのがあるので、どうしても最後に人間が出張る必要があるから歩兵がいるんですよ。UAVはそれを補完するという考え方なのですが、もし空爆戦闘で超長距離のUAVがきたら、恐ろしいですよね。こちらが死んでも向こうは痛みを感じないんだから。

運営者 アイヒマン実験を思い出します(笑)。

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これはあくまで呑み話をまとめたものです。

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