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「国防」についてプラクティカルに考えてみよう

ジャーナリスト 芦川淳 氏

架空戦記 石垣島への1000人の駐屯の重み

ジャーナリスト
芦川淳 氏 

 

芦川  中国が「絶対に台湾を攻略しよう」と決断したら、それをやるでしょうね。台湾を落とすために何でもやるということになれば。

運営者 ええと・・・、手をこまねいていていいんでしょうか(笑)

芦川  ダメですねえ(笑)。それで石垣島、先島諸島には陸海空の部隊を配備すべしという話になるんです。まず海上自衛隊の基地隊が200人、駐屯地に高射隊と1個大隊規模300人。レーダーサイトと移動警戒隊で200人。艦艇としては高速ミサイル艇2、3隻。それとヘリを何機か。

運営者 攻撃用ヘリコプターをおくんですか。

芦川  おいてもいいくらいですね。余ったOH-1を改造して武装して。


運営者 北海道にあるものを、全部持ってくればいいじゃないですか。90式戦車とか。

芦川  90式戦車はあまり役に立たないですよ。せいぜい海岸に並べて、敵が見えたら撃つという海岸砲がわりみたいな変な使い方しか。あんまり意味がないだろうなぁ。

運営者 ということは、駐屯地に部隊を置くということが一番抑止力として効果があるわけですね。

芦川  実行力のある生きた部隊であるということが肝心なんです。

運営者 実行力とはどういうことだと考えればいいですか。

芦川  簡単に言うと、敵に襲撃を思いとどまらせるような、ビビりのインパクトを与えらればいいんです。ビビらせることが大事ですね。

運営者 びびらせるってどういうことなんですか。三国志の時代だと、旗を振って太鼓をたたいてわーわーと騒げばいいという感じでしょうが。

芦川   昔、ソ連軍が作ったドクトリンで攻める側は守る側の3倍の兵力が必要だという定石もありますが、それに太平洋戦争の時の硫黄島を加えればいいヒントになります。島嶼部を攻撃して奪うとなると3倍の兵力差ではすまなくなるんです。島を守る戦力が小さくでも、相手にしてみれば攻略が難しいということになるわけです。

運営者 上陸戦というのは難しいですからね。海兵隊は太平洋戦争を通してそのノウハウを蓄積してきたけれど、硫黄島ではあれだけの大損害を出したわけだし。

芦川  無防備の島であればいくらでも上陸できるけれど、少しでも防衛力があると上陸できなくなっちゃうということです。先んずれば戦わずして勝てるんです。そこでフォークランドの時の英軍は、でかい部隊を正面から上陸させない代わりに特殊部隊を活用したんですね。

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これはあくまで呑み話をまとめたものです。

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