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「国防」についてプラクティカルに考えてみよう

ジャーナリスト 芦川淳 氏

架空戦記 台湾は500発のミサイルで沈黙する

ジャーナリスト
芦川淳 氏 

 

芦川  ですから中国は1つにまとまっていていただいて、その中で日本は自分の利益を考えてうまく中国をなだめながら、インドと仲良くすると。アジア大陸の端から端まで結んで、中国を海というキーで牽制しつつ、利益を共有する。

運営者 大陸国は大陸国のままにしておくということですね。

芦川  そうです。中国は大陸国のように見えて実際は大陸国ではないですからね、あくまでも海に向かって開いた道を求めていく中間層ですから。だから不安定な層の中に入っているんです。
 マッキンダーが唱えたような地政学には、悲しいかな根拠はないんですよ。根拠はないにもかかわらず、人間の心理をうまくついてるんですよね。

運営者 なんとなく妥当性があるように思えますよね。

芦川  確かにどこにでも出て行ける国というのが一番強いし、出ていくところがなければ弱いというのは当たっていると思いますよ。ウズベクやタジキスタンが弱いのは外に出て行くルートがないからです。だから彼らはアメリカと関係を持つことによって外に出るルートを持つことにしたわけです。

運営者 そうすると、ここからは架空戦記ですが、中国が台湾に侵攻する場合は、・・・だってその逆はないでしょう、どういうことが起きるんでしょうかね。

芦川  まず最初に通常弾頭の中距離弾道弾で攻撃するでしょう。

運営者 湾岸戦争やイラク戦争でやったやつですが、ほぼ効果がないのでは。

芦川  それは当時は、なんとなく防御することができたからですよ。撃った数が少なかったうえに早期警戒網があった。
 ところが中国が台湾を攻撃するような場合は、最低でも200発、多ければ500発が飛んできますから。台湾にそれだけ落とせば、かなりどころじゃない威力があります。政治的、経済的に大混乱が起きるでしょう。九州に500発の弾道弾が落ちたらどうなるか考えてみてください。大混乱が起きるでしょう。第一段階はそういう攻撃です。

運営者 なるほど、それからどうなります。

芦川  本来はその段階で屈服させたいんですよ。だけどそれでも降参しないとなると第二段階で、やるとしたら、爆撃機や攻撃機による攻撃が始まって、さらに第三段階として上陸部隊が現れるでしょうね。

運営者 だけど、台湾だって黙ってやられてるはずがないでしょう。

芦川  いや、最初の弾道弾攻撃で多くの戦略目標をつぶしますから、迎撃能力はなくなるでしょう。

運営者 ファースト・ストライクでおしまいですか。

芦川  台湾はもともとミサイル迎撃能力を持ってませんから。基地をつぶされるのは当然ですし、アメリカの助けがなかったらどうにもならないでしょうね。

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これはあくまで呑み話をまとめたものです。

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