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「国防」についてプラクティカルに考えてみよう

ジャーナリスト 芦川淳 氏

中国はひとつの国であってくれたほうがありがたい

ジャーナリスト
芦川淳 氏 

 

運営者 ですから70年代に国交回復して友好条約を結んだときには全く問題になっていなかった靖国がいま問題になっている、これはもう彼らは政治的なカードとして使っているとしか言いようがないわけで。

芦川  それは彼らの政治的能力の強い部分なんですよ。

運営者 日本人の特質をよく知ったうえで使っているカードだと思いますよね。

芦川  だから靖国参拝は、もう小泉さんの日課にしちゃえばいいんですよ。散歩がわりに毎日行ってますと。日課の何が悪いんだと(笑)。

運営者 誰かが首相官邸を靖国神社に作れと言ってましたね(笑)。

芦川  それとは別に、中国の干渉をどうブロックするかということを考えなければならないでしょう。八重山の防衛をどうするか、経済的な干渉についても対処する必要があります。

運営者 中国というのは、ほとんどガキだなと思うんですよ。
 国際社会においては、他国との交渉の方法が洗練されていないし、過去の中華思想的な膨張政策のままでWTOに加盟し、自分たちの主張を他国に押しつけようとしているように見受けられます。もちろん彼らもバカではないですから、国内向けのアピールを考えながら自らの外交姿勢を決めていると思います。とはいえ、彼らの国内で何が起こっているかを、国際社会が知らないわけではありませんし、われわれにとってはそんなの全然関係のないことですよ。「いいかげんそのガキっぽい態度を捨ててくれないと、相手にできないよ」とみんな思ってますよ。

芦川  ちょっと国防からは外れますが、中国が1つの国にまとまってくれていることは、日本にとってはプラスなんですよ。中国がバラバラになってしまっては、対処できませんから。無理ですよ。

運営者 ぼくはもう一度三国志をやってもらうのがいいんじゃないかと思ってるんですけどね。

芦川  逆ですよ。言い方は悪いですが、生かさず殺さずでひとつの国でいてくれる方が、日本にとっては制御しやすいでしょう。

運営者 そういう考え方もあるのか。

芦川  もし中国が分裂してしまったら、東欧や中央アジアみたいになっちゃいますよ。一気に民族問題が爆発・・・そこにどうやってアプローチするかと考えると頭が痛いですよね。
 大陸をどう挟むかという問題ですが、西の要石がイギリスとスペインで、東の要石が日本と台湾だとすると、わかりやすいんですよ。中原の論理じゃないですけど、中央アジアとの関係を考えたときに、中央アジアが分断された中国と一緒になるのが怖い。イスラム圏との連絡も可能になるし。いまの中国は大陸の端の微妙な位置に閉じ込められてるじゃないですか。台湾という要石もありますしね。

運営者 なるほど、地政学の教科書的な話ですね。

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これはあくまで呑み話をまとめたものです。

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