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「国防」についてプラクティカルに考えてみよう

ジャーナリスト 芦川淳 氏

尖閣諸島は軍事的には問題にならない

ジャーナリスト
芦川淳 氏 

芦川  そのサッカー場は、バブルの終わりに勢いでつくってしまって(笑)、Jリーグを呼ぼうとして失敗して使い道がなくなっています。石垣市もこれ以上の金は出せないということで、財政的に苦しいことになってるんです。
 そこは高台にあるので、津波にも強い。石垣島は、過去に大津波で壊滅的な被害を受けたことがありますからね。しかもその場所は海岸からの途中に川があるので、もしゲリラが来ても防衛線が張りやすい。
 そこにできれば2~300人ですかね。そういう小さな駐屯地に有事には普通科連隊規模の司令部機能を持った部隊を駐屯させて、これは同じようにやってる対馬警備隊のやり方が参考になります。それに対空ミサイルを持ってる高射部隊を併せて基地を守ればいいんです。
それに加えて石垣島には於茂登岳という沖縄県で一番高い500メートル余の山があるのですが、そこに航空自衛隊のレーダー施設をおきます。レーダー施設は移動警戒隊という予備部隊とセットになっていることが多いので、これらの要員200人前後を陸自の駐屯地に置く。

運営者 移動警戒隊というのは、パトリオットシステムのミサイル以外の部分みたいなやつですね。

芦川  ええ、レーダー装置一式を持っていて、レーダーサイトに何かがあった場合には代わりを務めることができます。
 実は日本で一番南にあるレーダーサイトは宮古島にあるんです。だけど丘の上にある感じなので、探知できる範囲が狭いんですよ。それにこのレーダーサイトがボカチン食らっちゃうと、那覇から南はレーダー上では全部見えなくなっちゃうんです。
 だから石垣島のレーダーサイトをメインにして、宮古島に移動警戒隊を置くというアイデアもありですね。

運営者 そのように石垣島に駐屯地を置くべきだと考えるのは、何を想定してのことなんですか。

芦川  ひとつは、南の動向をいち早く知ることができるということ。もうひとつは、台湾に侵攻する勢力がある場合には、石垣島を取ることを前提にしていることが多いと考えられるので・・・。

運営者 つまり、台湾に侵攻する勢力は、石垣島に攻めてくる可能性が高いということですか。

芦川  非常に高いですね。石垣島のみならず、宮古島や八重垣島の先島諸島にはそういう危険性があります。

運営者 尖閣諸島というのは、ぜんぜん対象にならないんですか。

芦川  眼中にないでしょうね。尖閣諸島は、軍隊が駐屯できる大きさではないですし。

運営者 港もないですしね。

芦川  同じような島でも、竹島には駐屯してるだろうという人もいますが、尖閣諸島は気象条件・海象条件が全く違います。ホントに波が荒いし、季節風が吹く時には近寄れませんから。

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これはあくまで呑み話をまとめたものです。

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