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「国防」についてプラクティカルに考えてみよう

ジャーナリスト 芦川淳 氏

八重山と宮古島に自衛隊を駐屯させるべし

ジャーナリスト
芦川淳 氏 

運営者 それって、石垣島のことですか?

芦川  そうです。八重山と宮古島を含めて先島と言ってますけど、ここら辺が取れればおいしいわけです。もちろん「たられば」の話ですが、防衛というのはそういったことをすべて考慮しなければならないわけです。他国からの干渉が考えられる場合、その干渉をどう抑えるのかが有事に備えて考えるべき大切なことです。

運営者 こちらに備えがあればむこうも攻めてきにくいですよね。

芦川  それでシステム的に一番いいのは、八重山に自衛隊を駐屯させることなんです。


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運営者 早く駐屯させればいいじゃないですか。

芦川  ところがですね、いろいろ問題があって、まず住民感情。そのむかし八重山には旧海軍陸軍が駐屯していました。それで米艦載機の攻撃を受けたり、島民にも労役という形で負担をかけた。軍がいることでイヤな思いをした人もたくさんいたようです。だから自衛隊が好きではない人もいるわけです。でも、それは自衛隊の情報に偏りがあるという地域的な特性も関係していて、実際に自衛隊の姿を見れば変わってくるんですけどね。
 というのも、2004年の9月1日に、石垣島では最大規模の総合防災演習をやったんですよ。陸海空自衛隊と海上保安庁と警察などが集まり、「地震が発生して津波が来た」という想定で、那覇空港から、航空自衛隊のファントムが飛来して偵察をやり、その情報に基づいて陸上自衛隊が救助要員をヘリコプターなどで派遣、さらに輸送艦「おおすみ」からもヘリコプターが出動し、ともに捜索活動や救援活動に当たらせるという大演習をやったんです。

運営者 沖縄本島は、米軍があるから医療レベルが高いらしいですね。そうするとそのように本島と石垣島を機動的につなぐことができるなら、石垣島の人にとってもいいことだと思うんですが。

芦川  そうそう、離島から沖縄本島への急患輸送は那覇の第101飛行隊という陸上自衛隊の航空隊がやってますよ。もう隊が始まってから6000回以上もミッションをやってるそうです。

運営者 そういうのは、民間でペイしないのなら、自衛隊がやってもいいと思います。

芦川  その防災演習の時に、石垣島の人たちは、自衛隊の力強さを目の当たりにしたわけです。これまでは北海道防衛が重視されていたので、遠い石垣にまで自衛隊はあまり行ってませんでしたから。でも護衛艦はくるわファントムは飛んでくるわ、そして自衛官がきびきび活動しているのを見て驚いたわけです。それでその月の1カ月間は、自衛官の募集事務所の応募問い合わせが殺到したそうです。つまり、実際の自衛隊の姿を見ないとみんな理解できないんですね。
 今や北よりも、南のほうが焦点になってきましたし、災害派遣も任務として重視されるようになりました。それでやっとやってきた自衛隊のすごさを石垣島の人たちは見たんです。

運営者 それは驚くでしょうね。

芦川  それで今年も与那国島で防災演習をやろうとしたら、町長が亡くなったとかで、防災演習ができなくなっちゃって、結局、募集系の話もパーになってしまいました。

運営者 あの辺は選挙の方が大切ですからね(笑)。

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これはあくまで呑み話をまとめたものです。

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