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「国防」についてプラクティカルに考えてみよう

ジャーナリスト 芦川淳 氏

石垣島は台湾侵攻の橋頭堡になる可能性がある

ジャーナリスト
芦川淳 氏

運営者 四方の海、皆同胞と思う世に、なぜか最近、日本の南のほうの海が波平らかでない。どうも波が騒がしいということが伝えられています。
 他国の工作船が巡視艇に追いつめられて自沈したり、潜水艦が日本の領海を堂々と侵犯したり、経済水域の境界線付近でなんの断りもなく天然ガスの掘削が行われているわけですから。なんかヤバそうだなというのは小学生でもわかります。
 それで、芦川さんはちょっと前に尖閣諸島の視察に行かれたそうですね。

芦川  ええ、あまり皆さん意識してないと思いますが、日本の南の方のはすごく広いんです。沖縄から宮古島の間は300キロメートルぐらいあるし、石垣島の位置というのは、実際の感覚とは違って台湾の北端よりもずっと南にあるんです。
 つまり地図でみると、石垣島は台湾の真横にあるということです。


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運営者 石垣島では台湾のテレビが視れるみたいですからね。

芦川  台湾まで船で8時間で行ける距離ですからね。だけど普通の人の感覚では、石垣島のはるか南のほうに台湾があると思っているんじゃないでしょうか。そういう地理的な位置関係ってあんまりみんな意識しませんよ。
 僕が行った尖閣諸島と宮古島と石垣島はだいたい正三角形の位置関係にあります。そう考えると先島諸島と台湾はあまりにも近いですよ。つまり石垣島に行くということは、イコール台湾の横に行くということです。東京から台湾に行くのと石垣島に行くのは、距離的には一緒なんですよ。
 そうすると、「たられば」の話になってしまいますが、例えば、もし中国が台湾を武力制圧しようと思ったら、そのための足がかりを確保することを考えるはずです。中国は、いまは西側つまり大陸側からしか台湾を攻めることができません。

運営者 東側からも台湾を攻撃できる位置を確保したほうが、中国にとっては都合がいいわけですか。

芦川  当然です。台湾は中国がそこまでの能力を持たないことを知っているからこそ、西側の台湾海峡に対する防備を固めていたわけです。

運営者 金門島へミサイルを向けていたわけですね。

芦川  それで1950年代に中国が、何千隻ものジャンクを使って金門島攻略をやろうとしたんです。それは大失敗したので、その時はあきらめました。しかし中国が、数種類の軍隊を組み合わせた作戦が可能になり、初期の速攻が可能であり、橋頭保が確保でき、補給線も確保できた場合には、台湾攻略は不可能ではないということになりますね。

運営者 中国はいくつかの課題をクリアにしなければ、台湾の武力統一はできない。けど、やる気になればそれらを片づけて台湾に侵攻する可能性があるということですね。

芦川  その時に、台湾の東側に中国にとっての橋頭保ができれば、彼らにとっては非常に都合がいいんです。

運営者 それって、石垣島のことですか?

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これはあくまで呑み話をまとめたものです。

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