ええーっ! そんなに自信のワインなの?  
自然派ワインに首ったけ  山田恭路 氏

ええーっ! そんなに自信のワインなの?  [自然派ワインに首ったけ]

BMO株式会社
山田恭路 氏

ええーっ! そんなに自信のワインなの?運営者 この店で売っているワインは、オーガニックワインだと聞いたんだけど、オーガニックワインって何なの? スーパーの店頭でもよく見かけるけど。

山田  いや、うちで扱っているのは単なるオーガニックワインではないんだよ。
 まず、オーガニックワインというのは、農薬を使っていない畑のブドウを使って造ったワインということなんだけど、例えば3年間農薬を使っていなければ認定されるんだよ。でもここに置いてあるワインは、300年間農薬を使っていない畑のワインから造ってたりするからね。
 それから醸造法にしても、人工酵母ではなくて、天然酵母を使っているものが多い。例えばソムリエの人が「これはバナナの香りがするボジョレーですね」なんて言っているワインがあるよね。でも、それはバナナの香りがする人工酵母を使えばつくれるわけ。そうじゃなくて、ホントに土の中で育った酵母で醸造するワインなんだよ。
 それから酸化防止剤。醸造中や、ワインを輸送するときには温度変化があるので、酸化防止剤を入れるんだけど、過度の農薬や、酸化防止剤により土中の酵母が死んでしまう。だから酸化防止剤が少ない方がいいということになるよね。

運営者 なるほどねえ、自然農法ワインということか。ぼくなんか知らないワインばかり並んでるねぇ。まあ別にそんなに詳しいわけじゃないけどさ。
 この奥はワインセラーになってるんだね。

山田  ワイン専門店は、「温度管理が必要だからワインセラーをつくらなければならない」という強迫観念がある。だけどワインセラーは、コスト的には見合わないものなんだよ。
 それと、デパートなんかのワインセラーに入っているワインは、2万円とか3万円とか、年代物、ビンテージものだよね。

運営者 そうそう、セラーの中に入っているのは高いワイン。これ常識。

山田  でもこの店は違うんだ。このワインセラーは、ガラスのように繊細なタッチのワインの果実をきれいに味わうためのセラーということであって、値段もそんなに高くない。

運営者 1000円台のワインがあるもんね。だけどそれじゃあ、ますますコストに見合わないじゃないか。

山田  ポイントは回転するかどうかなんだよ。中に入ったお客さんが思わず「買いたい」と思ってしまうような仕掛けが肝心なんだ。じゃあワインセラーに入ってみよう。

運営者 ワインセラーに入る楽しみというのは、「自分は高いワインが買える余裕があるんだぞ、ワインの善し悪しがわかる鑑定眼を持っているんだぞ」、なーんて小市民的な見栄を張るということなんだけど、この店のワインセラーだと、値段がそこそこのワインが一番いい位置にあるね。

山田  ここの場合は、すごく安いんだけれども、自分が知らないような掘り出し物を見つけられるという楽しみがあると思うよ。だけど、自分が選べるという楽しみはあっても、わかりやすぎてもつまらないでしょう。だからそれはほどほどのところがいいんだけれど、味は超一流を超えているということなんだよ。

運営者 それは、そんなにほかのワインと差があるものなの?

山田  差がありますねー。

運営者 ええーっ! そんなに自信を持って言えるものなの? それはすごい。




◆備忘のため、わたしが「これはうまい!」と思ったのを書いておきます。あくまでもわたしの嗜好ですので。

 ラングロール
酸化防止剤を使っていない。濁りがあるけど、気にならない。その中でも
 ドメーヌ・ド・ラングロール タヴェル・ロゼ 04
これロゼなんだけど、どう見てもロゼとはわからない。自然のうまみが最高。

白でコクがあって最高にうまいのが、
 ドメーヌ・フィリップ・ヴァレット プイィ・フィッセ トラディション 00
シャルドネ100%、70年のブドウの古木から造られるワイン

シャンパンは
 フォルジェ・ブリモン ブラン・ド・ブラン
すばらしく華やか。

ピノ・ノワール100%、
 ドメーヌ・アルノー ピノ・ノワール 03
これもうまかった。

シラーが好きなんですけど、シラー100%
 ドメーヌ・レグリエール・コート・ドレ 00
これ最高。あとまざってるけど、
 シャトー・プシェ・オー テート・ド・キュベ・ルージュ 02

b.pnga.png

自然派ワインに首ったけ 山田恭路 氏

自然派ワインに首ったけ 山田恭路 氏