さる名門女子大における
恋愛論講義録その9


 例えばこういうのがありますね。2人で話していてお互いの心と心が通じあっている場合、それがどのような動作の変化を起こすか。「2人の世界」に入っている場合の話ですよね。
 向かい合って話し合っているなら、片方は右ひじをついて話していたら、もう片方は左ひじをついて話すように鏡に向かっているように同じ姿勢になる、これをミラーリングといいます。相手に同調していくんですね。
 あるいはペーシングというのがあって、これは話のスピードが、相手が話すスピードと同じ速さになっていくということです。相手があせっていたら、自分があせっていなかったとしても相手の調子に合わせて話が早くなっていくという感じです。

 これは何を表しているかというと、相手とあなたの気持ちが通じあっていることを意味しているわけです。言葉だけではなくて、態度や姿勢によってもそのようなコミュニケーションをとることができるということです。
 これを「ラポール架け」と言います。相手の心と自分の心の間の架け橋のことです。だから例えば遠距離恋愛をしていて距離が離れていたとしても、心と心がつながっていれば、相手との間に橋がかかっていることになります。相手の心と自分の心をビシッと結びつけておくことができれば、関係は続きます。だけどこの架け橋が切れちゃったら、遠距離恋愛は持たないということになります。なんでこんな話してんだっけ?

 そのように、相手の表情やしぐさをよく観察すれば、相手の心は見えてきます。
 自分が自分の恋に恋をしていて、「私は絶対にこの人をが好きだし、きっと一緒になるんだ」というところにこだわっていたらまったく盲目になってしまいますし、それどころか相手の性格すら分かっていないということがあります。これはもう相当ヤバイですね。こんな関係は続きっこないです。時間の問題です。
 みなさんがいい恋をするためには、まずなによりも相手がどのような人なのか、どのようなおつむの程度なのかということを知る必要があります。相手をよく見てから付き合わなければ、いつか必ず後悔することになりますよ。

 それから2人でいるときに、「この人は今機嫌がいいのかなあ」とか、「この人はとりあえず今は私と一緒にいるけれど、どういう目的なんだろう、これからどこにいこうと考えているんだろう」ということも知っていなければならない。それから、どういう考え方を持っているんだろうか、例えば早く家庭を持ちたいと思っているのかどうなのかとか。
 彼氏の心は、外見とか相手の目つきとか表情をよく観察すれば見えてくるわけです。そして「今彼はこう考えている、だったら私はこうしなきや」と、自分をコントロールしながら相手に働きかけるのが正解なんです。


 それはいったい何をやっているのかと言いますと、相手の心に訴えかけているということなんですね。相手の心に響かないことをいくら一生懸命やっても無駄なんです。

○○先生 具体的に、「心に響く」というのはどういうことを言ってるわけ?

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