さる名門女子大における
恋愛論講義録その4


 これがすごくなってくると、ある東京の定食屋さんの大将なんかは、お客さんがのれんをくぐって入ってきて席に座った瞬間に、その人がこれから何を注文しようと思っているのかが分かるというくらいなんです。だから、お客さんが入ってきて、「ハイいらっしゃい、かつカレーですね」、なんてことになる。プロになるとそのくらいのレベルまで行くわけです。
 ビジネスの世界になると、それは普通です。相手がこちらに対して何を望んでいて、どのような条件であれば折り合いたいと考えているのかといったことを先回りして読めなければ、到底儲けを得ることはできません。それがプロです。

 そうしなければビジネスに勝つことはできません。
 恋愛も全く一緒ですね。「相手がいま何をしてほしいのか」を先回りして考えるんです。
 こういうことは、実は女性の方が得意ですよね。男性はこういうことがわかっていないから、女性の方が自分の心を読むことができるなんて想像すらしていないことが多いですよ。だから「浮気をしていても大丈夫だろう」と思うんだけれど、女性にはちゃんとわかってしまうということが少なくないです。
 それは、相手の表情や着ているものの変化を細かくよく見て、相手が本当のことを言っているかどうかチェックすれば、浮気をしているかしてないかくらいのことは察しがつくでしょう。

 そのようなコミュニケーション能力を持つ人は、「人間力」のある人だと思うんです。「恋愛人間力」があるんでしょうね。
 そこでこの「恋愛人間力」をパワーアップする方法ですが、3つしかありません。これを身につけることができれば、あなたも彼氏を自在にコントロールすることができるようになるでしょう。もしも彼氏の方があなたよりもこの能力について上回っていなければの話ですが。

恋愛論講義録その4

 すごく簡単です。まず最初に心の窓を全開にすること。皆さんが、自分に自信がなかったりして心を閉ざしてしまうと、相手が見えなくなってしまうのです。だから相手の心の中まで見通そうと思ったら、自分の気持ちをオープンにする必要があるわけです。
 気持ちをオープンにして、「来たい者は来い、去る者は追わずというくらいの感じにしておくと、はるか先までモノが見えるようになりますよ。実はね、見えないものが見えるようになってくるんです。

○○先生 これはなかなか難しいことだぜ。

 まあそうですね。究極的には、自分をオープンにするということは、自分を無にするということになりますから。
 つまり、「私コレが欲しいの」とか、「私これをやりたいの」というふうに考えていると、自分の欲の方に引きずられてしまって、「この部分だけは守りたい」と思うから、心をオープンにできなくなってしまうわけです。そうすると、その部分についてだけは、相手がどのように考えているかについて、目が曇ってしまって見えなくなってしまうんです。

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