台灣好好 日本よりも日本らしく 18

旅行土産話仲間 飯坂彰啓

国民党は世界で一番金持ちの政党

圓山大飯店

運営者 皇民化政策や、その他の植民地政策についてはいろんな見方があるでしょう。同じようにこの記念館の展示物で、おもしろい写真展示があったんです。
 日本が負けて、陳儀が率いる国民党政府がやってくることになりました。台湾のエリートたちはそれを歓迎して、大きな青天白日旗を飾って彼らを迎えましたという写真があるんです。
 その写真を見て、日本に対して快く思っていない人であれば、「ほらやっぱり、このように台湾人はもろ手を挙げて国民と政府を歓迎し、日本が去ったことを喜んだじゃないか」と言うでしょう。

 ところが蕭さんは同じ写真をそのようには見ないんですね。
 青天白日旗は孫文が作った国民党の旗ですよね。ところがその青天白日旗の模様が左右逆になっているんです。「つまり台湾のエリートたちは、正しい青天白日旗の描き方も知らないままに、つまり国民党政府というのが何なのか本質がよくわからないままにとにかく受け入れたという証拠がこの写真です」と理解するわけです。
 そりゃあそうでしょう、台湾人はそれまで日本人に馴染んでいたから、国民党が来るといっても、日本人のようなのが来るだろうと思っていただろうし、ましてや同族なのだから「日本人よりいいはずだ」と思い込んでいたでしょうから。

 つまりこういった展示は、説明する人間によっていいようにも悪いようにも説明することが可能なんです。
 少なくともそうした前提がわかっていなければならない。韓国に修学旅行で行く人たちはこれを知らなければならないわけです。どうせ捏造写真ばかりが展示されていて、日本が朝鮮の近代化に貢献したという事実は意図的に隠されているんだから。

飯坂  当然そうですな。

運営者 でも修学旅行は、判断力のない人間が集団で行っているわけだから、洗脳教育になっちゃうわけですよ。

飯坂  そこに連れていく教職員側も、そういう意図をもっていたりしますからね。

運営者 どうやらアカというのは、アカデミズムや教育の世界に生き残っているみたいですからね。経済の世界からはほぼ駆逐されたのですが(笑)。

 さて、国民党がやってきました。国民党は台湾で何をやったか。邦人を本土に送還するわけですが、日本人が持って帰っていいのは、現金は千円まで、荷物は30キロまでという制限がつけられました。それで16万7000人が日本に帰って行ったそうです。さて没収した邦人の財産はどこに行ったでしょうか?

飯坂  国民党ですか。

運営者 国民党は現在でも世界で一番金持ちの政党なんだそうです(笑)。
 これを他の政党は非難しているんです。だってその時没収した資産は国庫に入れるべきであって、国民党が持つのはおかしいだろうと。だけど国民党というのは当時国だったわけです。この問題は台湾の政治に大きな影を投げかけているかもしれませんが、われわれはモノを取られた立場であって、その分配については何も言う立場にないわけですから・・・。

飯坂  動産は国民党が持っていっても仕方ないかもしれないけれど、不動産は国のものにするべきだろうねぇ。国民党>国家という構図を解消していれば、ひとつの中国なんていうイチャモンはつけられなかったかもね。

運営者 多くの日本の資産が国有財産になり、国営事業になり、今では随分民営化が進んでいるようです。国営放送局も民営化されたし、バス会社も国有ではなくなったし、そういうのは民進党の政策かもしれませんが、依然として国民党は大きな資産を有しているようです。

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