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「ノー・リグレット・ストラテジー」しかない

手塚宏之 代表取締役名誉相談役

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手塚 だから、ノー・リグレット・ストラテジーというのはだれもが得をする政策でなければサステイナブルでないということです。
 そうすると考えられることは、日本は乾いたぞうきんなんですけど、周りの国はいくらでも省エネ余地があるんだから、省エネしていただけばいいんですよ。技術は日本が持ってるんだから。
 省エネというのは、もちろん環境に優しいわけです。
 例えばアメリカのゴアさんの家は大豪邸なんだけど、空調のために3000ワット/時必要だたとするじゃないですか。でももし日本の最高性能の、人がいるところしか冷房しないようなインバーターエアコンを入れれば、電気の使用量は半分以下になるでしょう。そうすると、アメリカの発電はあいかわらず石炭や石油が多いので、その分だけCO2排出量が減るし、ゴアさん自身の電気代も減って助かるじゃないですか。省エネって、結局CO2が減らせるだけじゃなくてエネルギーコストも下げられるんですよ。

運営者 まったくですねえ。

手塚 つまりこれは、WIN-WINなんです。
 日本が持っている本当の宝は、省エネの技術なんです。

運営者 それはよく言われることだし、よくわかっていない政治家も二言目には「日本の優れた省エネ技術を使って・・・」というのが普通になっているのですが、日本はどういう省エネ技術を持ってるんですか?
 インバーターエアコンってそんなに省エネになるんですか?

手塚 例えばロサンゼルスあたりに出張に行って安いホテルに泊まったら、アメリカのエアコンは動いているか止まっているかのどちらかしかありません。すごい騒音を出しながら動いているなと思ったらガタンといって止まって、1時間くらいたったらまた動くという感じでしょう。オン・オフしかないんですね。
 インバーターエアコンはそれをかなり小まめに調節して冷やし過ぎたりしないわけです。しかも高効率なモーターを使ってロスする熱がほとんどないようになっています。

運営者 そういうのは外国にはないんですか

手塚 ヤマダ電機の店頭で売っているようなインバーターエアコンは日本にしか売ってないと思いますよ。最近ようやくヨーロッパに売り始めていると思うけど。

運営者 ヨーロッパって冷房要らないんですよ。

手塚 ところが最近夏は暑くなってきたらしいので。(笑)

運営者 ワインがそうなんですよね。北の方でも赤ワインが作られるようになったし、おととしだかのヨーロッパ全土の赤ワインの品評会の優勝者はイギリスで作られたワインだったらしい。

手塚 だけどイギリスは3年連続で、この100年来で一番寒い厳冬を迎えているからね。大雪で交通も大混乱して本気で寒冷化が懸念されている・・・。

運営者 ローマでも今年雪が降ったというので騒ぎになってますよ。

手塚 これもまた、ヨーロッパやアメリカで地球温暖化説が信用されなくなっている理由のひとつです。だいたいみんな、自分の体験のなかでしか物事を考えませんから。

運営者 愚者は経験に学び・・・

手塚 そういう人が理屈として「CO2のせいで地球が温暖化している」と言っているけど、説得力はないよね。


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