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人間の活動に関係なく気候が変動していた歴史的事実はある

手塚宏之 代表取締役名誉相談役

ミヒャエル.JPGミヒャエル教会

手塚 地球温暖化問題というのは、「CO2によって地球が温暖化する」という学説を唱えている人もいれば、「CO2の増加は温暖化に関係しない」という学説の人もいるんです。地動説のようにだれもが疑わない客観的事実とは認識されていない。
 これまでの地球環境問題の世界では、たまたまキリスト教原罪意識の投影と社会主義崩壊の余韻として「エネルギー消費を何らかの形で押さえる必要がある」というドグマが存在し、それを信じる人たちが主流にいたので、「宇宙人を撃退するために、人類が一丸となってエネルギー消費をがまんしてCO2排出量を下げる競争をやりましょう。みんなこれからがんばるぞーっ」と言っていたわけですが、ここにきてわかってきたことは、実は宇宙人が攻めてきたんじゃないんだということ。
 つまり気候変動の原因のひとつがCO2であったかもしれないし、本当のことを言うとCO2が原因でなかったのかもしれない、気候変動の本当の理由はよくわからない。とするとCO2を攻撃しても実は何の意味もないのかもしれないということなんです。

運営者 なんだかなぁ。

手塚 別の例を出すと、岡本さんはよくご存じでしょうが、ブリューゲルの絵を見ると、欧州の中世には寒冷化が進んだ時期があるんです。

運営者 「雪中の狩人」ですねえ。

手塚 ある種の小氷河期が来て、セーヌ川やテムズ川が凍って歩いて渡ることができたという記録があります。寒冷化による食糧不足に加えて、ペストなどの影響で社会不安にもなり、ヨーロッパが一番苦しかった時期でしょう。闇黒の中世っていう言葉には、寒冷な気候を恨む意味もあったのでしょうね。
 でもその後なぜか気候は温暖化し、17世紀以降のヨーロッパにはルネサンスが花開き文化が栄えたということなんです。つまり当時は自動車も走ってなかったし、ジェット機も飛んでいませんでした。当たり前ですよね。産業革命以前ですから。石油コンビナートもなかったし、人口も少なかった。つまり当時は、人類の活動が気候に影響を及ぼしたなどということはありえません。にもかかわらず気候は寒冷期から温暖期へ変動しているということです。

運営者 ということは、どういうことなのでしょうか?

手塚 おそらく歴史学者と気象学者がタイアップして研究すればいろんなことが見えてくると思うのですが、例えばフン族の大異動にしても寒冷化が原因になっているのではないでしょうか。ある民族の大移動や社会革命は、寒冷化による食糧の奪い合いがきっかけになっていることが少なくないのではないかと思います。

運営者 そうだ、長江文明は寒冷化によって黄河文明の人たちが移動してきたことによって南に追いやられるんです。つまり4200年前にも、寒冷化が起きていたことがわかっています。

手塚 ということは、地球の気候変動というのは起きるのが自然。当たり前のことだということです。

運営者 たんに周期的に変動しているだけのことなんでしょうね。ところがメディアでは、「今年は異常気象だ」というフレーズが大衆に受けるために、異常気象という言葉を多用しています。それによってむしろ、「気候は固定的なものでなければならず、変動はイレギュラーなことなのだ」という刷り込みをみんな絶えずされているような感じがしますね。でも私は、気象は異常で当たり前だと思っていますから・・
 それと同じ意味で、わたしがいちばん嫌いなメディアで多用される言い回しが「極めて異例のことです」なんですけどね。異例じゃないことなんか世の中にないってんですよ!



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