HOME > メルマガ > 孫子「君命に受けざる所あり」

孫子「君命に受けざる所あり」   ◆「人間力」エピソード集

red.gif


 『孫子』を書いた孫武は、呉王闔廬の宮廷に招かれた。呉王は庭に百人を超える後宮の美女たちを呼び、孫武に彼女たちを兵士に見立てて練兵するように請うた。孫武がこれを受けたので、呉王は台上から高みの見物を決め込んだ。

 孫武は彼女たちを二隊に分け、王の寵姫2人をそれぞれの隊長として、身体の一部を使った動作をするような簡単な命令を下した。
 そして号令をかけたのだが、婦人たちはただ笑うだけで号令に服そうとしない。これを見た孫武は、「軍令が行き届かないのは隊長の責任である。隊長の2人を斬れ」と命じた。
 あわてた呉王は、「ちょっと待ってくれ、あなたの用兵が優れているのはわかったから、どうか寵姫を斬るのだけは勘弁してくれ」と懇請したのだが、その時孫武は、「いったん君命を受け将となって軍中にある時は、たとえ君命であってもお受けできません」と聞く耳もなく寵姫2人を切り捨ててしまった。

 そして改めて号令をかけると、今度は笑い声を立てる者とてなく、後宮の美女たちは一糸乱れず整然と号令の通りに行動した。
 相手がやる気のない集団であった場合には、穏やかなことを言っていても統率は取れない。相手の肝を冷やすようなインパクトで働きかけ、こちらの意図を強制するのがもっとも手っ取り早い方法なのである。
 孫武の軍才を評価して将に取り立てた呉は、周囲の国を破って強国となった。
red.gif

b.png

人間力とは、「大人になること」と見つけたり













人間力★ラボ人間力★ラボ
人間力★ラボ

人間力営業人間力営業
人間力営業

“オープンソース型ビジネスマン”の生きる道 目次オープンソース型ビジネスマンの生きる道


Better habits 社員研修 ビジネスマナー研修 新人研修

人間力ラボ 「人間力」とは相手の心に働きかけて、人を動かす力のこと