HOME > メルマガ > 『走れメロス』

『走れメロス』   ◆「人間力」エピソード集

red.gif


 国王ディオニスは「人の心は、あてにならない」とまったく人を信じることができず、忠誠を疑って臣下を殺してばかりいる。
 ノンポリで単純男のメロスだがそれを聞いて怒り、国王を殺そうとして捕縛される。当然殺されることになるのだが、「妹の結婚式を挙げるために死刑までに3日の猶予をくれ」と国王に申し出る。「逃がした小鳥が帰って来るのか?」とあざける国王に、メロスは「無二の親友セリヌンティウスを人質としておいていく」という。王はメロスの言葉など信じなかったが、「身代りの男を、3日目に殺してやるのも気味がいい」と意地悪く考え、セリヌンティウスと引き替えにメロスを放してやる。

 メロスは10里の路を急いで村へ帰り、算段を整えて強引に妹を婚約者と結婚させる。メロスは妹に、「人を疑ってはならない。ウソをついてはならない」といい残して、死刑になるために3日目にまた市に向かった。途中、昨日の豪雨のために川が氾濫して渡れなくなっていた。メロスはざんぶと川に飛び込んでなんとか渡り切った。ほっとしていたら今度は三人の山賊に襲われ、格闘になってこれらを打ち倒した。ぼろのように疲れたメロスだったが、友の信頼に応えるために走った。

 刑場に入っていくと、まさにセリヌンティウスは磔刑に処せられようとするところだった。「待て。その人を殺してはならぬ。殺されるのは、私だ」と彼は釣り上げられてゆくセリヌンティウスの両足にかじりついた。2人はお互いの信頼を確認し、おいおい声を放って泣いた。

 暴君ディオニスは静かに2人に近づき、「おまえらは、わしの心に勝ったのだ。信実とは、決して空虚な妄想ではなかった。どうか、わしも仲間に入れてくれまいか。どうか、わしの願いを聞き入れて、おまえらの仲間の一人にしてほしい」と頼むのだった。

 「万歳、王様万歳!」。どっと群衆の間に、歓声が起った。メロスの熱誠は、固く閉ざされた暴君の心をもこじ開けたのである。
 誠意という人間力は、人の心を通じ合わせるのである。
red.gif


b.pnga.png

人間力とは、「大人になること」と見つけたり













人間力★ラボ人間力★ラボ
人間力★ラボ

人間力営業人間力営業
人間力営業

“オープンソース型ビジネスマン”の生きる道 目次オープンソース型ビジネスマンの生きる道


Better habits 社員研修 ビジネスマナー研修 新人研修

人間力ラボ 「人間力」とは相手の心に働きかけて、人を動かす力のこと