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人間力はそれ天狗の類か   ◆「人間力」エピソード集

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 某巨大掲示板の人間力についての書き込みにとてもレベルの高いものを見つけた。少し改変してご覧に供したい。

「人間力! と叫んで日本人が肺病やみの様な咳をした。
 人間力! と新聞屋が云う。人間力!と掏摸が云う。
 人間力が一躍して海を渡った。英国で人間力の演説をする。独逸(ドイツ)で人間力の芝居をする。
 東郷大将が人間力を持っている。肴屋の銀さんも持っている。詐欺師、山師、人殺しも人間力を持っている。
 人間力はどんなものかと聞いたら、人間力さと答えて行き過ぎた。五六間行ってからエヘンと云う声が聞こえた。
 三角なものが人間力か、四角なものが人間力か。
 人間力は名前の示す如く力である。誰も口にせぬ者はないが、誰も見たものはない。誰も聞いた事はあるが、誰も遇った者がない。人間力はそれ天狗の類か」 

 これは夏目漱石の『猫』の中で、苦沙弥先生の作として「大和魂」について書かれた文章を人間力に入れ替えたものである。おそらく日露戦争のころまでは大和魂という言葉は「漢意」と対比される意味しかなかったので、一般的ではなかったのだろう。戦争のプロパガンダの中で突然みんなの口に上り始めた大和魂という言葉に違和感を持った漱石が、このような表現をしたのではないだろうか。

 それは現在の定義が定まらないのに多用されている「人間力」という言葉の置かれている状況と全く同じだという主張が、このパロディの作者の心の中にある。なかなか見事なセンスだと思う。
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人間力とは、「大人になること」と見つけたり













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