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グスコーブドリの伝記◆「人間力」エピソード集

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 宮沢賢治に「グスコーブドリの伝記」という小品がある。これは賢治の自伝的作品ともいわれている。

 グスコーブドリはイーハトーブの森で生まれ、両親と妹とともに幸せな幼少期をおくっていたのだが、大寒波による凶作が何年も続いたため一家離散の憂き目にあう。孤児になったブドリは農業を学びつつ、独学で学問してイーハトーブの町に出る。そしてイーハトーブ火山局に職を得る。

 イーハトーブには70の活火山、50の休火山があり、火山局は科学の力で噴火を抑制していた。噴火直前の火山にボーリングを行い、ガスや溶岩を抜いて噴火を食い止めるのである。彼は4年間、老技師の指導の元で仕事の腕を磨き続けた。また火山局は、雨と一緒に硝酸アンモニアを降らせて十年来の豊作にするといったこともできたのだった。

 こうした仕事はやりがいがあり、ブドリは幸せに暮らしたが、彼が27歳のときまたあの恐ろしい寒波がやってきた。このままでは、ブドリのように孤児になってしまう子供や離散する家族が大勢出てしまう。ブドリはカルボナード火山島を爆発させ炭酸ガスを噴出させれば地球全体の気温が平均で5度上がると計算する。しかし爆破をするためには最後のひとりがに島に残って犠牲になる必要があった。
 老技師は、「それはいいアイデアだ。わたしが犠牲になろう」といったが、ブドリは「もし爆破に失敗した場合、先生がいなくなってしまうと対処ができません。わたしにやらせてください」といって3日後にひとりでカルボナード火山島に渡る。

 その翌日、イーハトーブの人たちは空が緑色に濁り、太陽や月が銅色になったのを見た。その3,4日後には気温が暖かくなり、その秋には普通の作柄になった。そしてたくさんの家族が、その冬を暖かい食べ物と、明るい薪で楽しく暮すことができたのだった。

 他人を助けるために自己を滅する自己犠牲の精神は、もっとも強い人間力の発露の形である。
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