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さめたピザ   ◆「人間力」エピソード集

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 自己相対化能力は、ピンチを切り抜け人の心をうごかすときにとても重要な能力である。
 首相の座に上り詰めてまでこの能力をフルに発揮していたのが小渕恵三だ。彼につけられたあだ名も、「凡人」「鈍牛」「ボキャブラリー貧困」「真空総理」「平成おじさん」とさんざんである。

 アメリカのあるジャーナリストは、小渕首相を「さめたピザ」と評した。その翌日小渕首相は首相官邸の庭に宅配ピザを用意してみんなに振る舞いながら、「さめたピザでも食べてみればなかなか味わいがあるんだよ」とのたまった。
 わたしの知人が当時アメリカのタイム誌の東京支局にいたのだが、小渕首相にドミノピザを持たせて撮影し、98年10月5日号のタイムの表紙にしてしまった。小渕首相はこんな写真の撮影にまで応じたのである。

 その記事にはこのような一つのエピソードが紹介されている。小渕が選挙1963年に初めてアメリカを訪問したとき、ロバート・ケネディ司法長官に会うことができた。ケネディ司法長官はその時、たまたまタイムの表紙に載っていたので、小渕はその表紙にサインをしてもらったのだそうだ。このときの感動が彼に政治家の道を歩むことを決心させたのである。その話を当時のクリントン大統領にしたところ、後になってクリントンから一冊の本が送られてきた。それは「ビルクリントン君へ、ロバート・ケネディより」とサインが入った本だったそうだ。「ロバート・ケネディのサインが入ったこの2冊の本は、自分の宝物である」と記事の中で小渕は述べている。

 小渕の政策についての賛否はさて置いて、ここまでのサービスぶりを発揮するのはまさに人柄の小渕の面目躍如である。
 自分をおとしめる相手さえも認める受容力は、究極の人間力といえるだろう。
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人間力とは、「大人になること」と見つけたり













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