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『戦艦大和ノ最期』 ◆「人間力」エピソード集

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 1945年4月1日、アメリカ軍は沖縄を1317隻の軍艦と45万人の兵員で包囲し、上陸作戦を開始した。4月6日午後4時、山口県徳山沖に停泊していた日本海軍最後の艦隊は沖縄に向かう洋上特攻隊として出撃した。艦隊といっても戦艦大和と10隻の駆逐艦隊である。

 この作戦に参加した海軍軍人たちは、決して神州不滅と大和の勝利を盲目的に信じていたわけではなかった。この特攻の様子をわれわれは、作戦に参加した吉田満少尉の不朽の名著「戦艦大和ノ最期」によって伺い知ることができる。士官たちはこの作戦が成功するかどうか毎晩のように激しく議論したのであるが、負けるであろうという意見が圧倒的であった。しかしまたこのとき、「日本を守る最後の砦は、わが海軍にしかない」という悲壮な決意が海軍将兵の中にあったということも忘れてはならない。

 この時、哨戒長の臼淵大尉は、「われわれは負けるのだ、死ぬのだ」という議論を耳に、薄暮の洋上を認めながら、つぶやくようにこう語った。
 「進歩のない者は決して勝たない 負けて目ざめることが最上の道だ。日本は進歩ということを軽んじ過ぎた 私的な潔癖や徳義にこだわって、ほんとうの進歩を忘れていた 敗れて目覚める、それ以外にどうして日本が救われるか。今目覚めずしていつ救われるか。俺たちはその先導になるのだ。日本の新生にさきがけて散る。まさに本望じゃないか」
 これが「死生談義の一応の結論なり。敢えてこれに反駁を加え得る者なし」とのことであった。

 「自分たちは爆弾を積んだ棺桶に乗せられて死ぬために沖縄に向かっている。こんな理不尽なことが他にあるだろうか。なぜ、いったい何のために?」 その答えが見つからなければ、だれであろうとも到底自分を納得させることはできない。そして彼らが最終的にたどりついた結論は、「われわれはダメになった日本を復活させる礎となるために死ぬのだ。だからわれわれの死は決して無駄ではないのだ」ということだった。

 翌4月7日12時32分、鹿児島県坊ノ岬沖を航行する大和に対してアメリカ軍は386機の航空機で猛攻撃を開始した。多くの魚雷や爆弾が大和に命中し、この巨船は2時間後に大爆発を起こして九州沖の海のもくずと消えた。2740名が戦死し、生存者は269名であった。

 究極の人間力は、自分がこれからやろうとすることの意義を見出し、それに心から納得するところから生まれるものなのである。
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人間力とは、「大人になること」と見つけたり













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