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不動産屋からの電話 ◆「人間力」エピソード集

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 ある金曜日の夜8時、わたしが家でくつろいでいると、以前家を探してほしいと登録した不動産屋さんの若い従業員から電話があった。

 「岡本さん、物件をお探しということで登録されましたよね?」
 「ええ」
 「もう引っ越されましたか?」
 「いえ、まだですけど」
 「よかったあ。岡本さん、明日あいてませんか?」
 「えっ、明日は予定がありますけど・・・」

 「いい物件が出たんですけど、明日見に来られませんかねえ。できれば2時ごろまでに」
 「いや、そんなこと急にいわれましてもねえ。どーして明日なんですか?」
 「明日じゃないと困るんですよう。大家さんの都合でしてね。いい物件なのですぐに埋まってしまうと思いますし」
 「だいたいどんな物件かがわからないとねえ。間取図をファクシミリですぐに送ってもらえませんか」
 「あ、間取図いりますか? わかりました。すぐに送ります」

 ファクシミリが送られてきた。さっそく見てみると、わたしの登録した希望物件内容は「駅から遠くてもいいから眺めのよい部屋。できれば五階以上希望」だったのだが、送られてきた間取図は「駅近くの二階」だった。
 「ぜんぜんダメじゃん!」

 そこにまた彼から電話がかかってきたのでわたしは「明日は忙しいのでうかがえないと思いますよ。希望していた条件とも違うみたいだし」と答えたのだが、彼はなおも食い下がらって「いえ、そうおっしゃらずに。かなりよい物件なので、きっと気に入られますよ。すぐに入居者が決まると思いますし。なんとか明日お越しいただけませんかねえ」
 「いえ、けっこうですので。では」 ガチャン!
 わたしはあきれ果てて電話を切った。

 彼は客の都合をまったく考えずに、自分の都合ですべて押し切ろうとしている。見事な自己中心的態度だ。しかし、「こいつジコチューだな。こっちのことなんかこれっぽっちも考えてないな」と相手に見切られた場合は、相手に対する影響力はまったくゼロになってしまう。

 ジコチューは人間力の最大の敵なのである。
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人間力とは、「大人になること」と見つけたり













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