HOME > メルマガ > TBS社長の「ばっかじゃないのか」発言

TBS社長の「ばっかじゃないのか」発言   ◆「人間力」エピソード集


red.gif


 相手に働きかけるときのスタート地点は、自分の立場と、何をするべきかがはっきりわかっているかどうかにある。そもそも、その時点でつまずいているケースをご紹介しよう。

 2007年春、15歳でプロのゴルフツアーに優勝し、ハニカミ王子として一躍脚光を浴びた石川遼選手が出場した関東アマチュア選手権(4月7日開催)において、TBSの情報番組「ピンポン!」のスタッフが、石川選手と一緒にラウンドする選手に対して、石川選手の声を拾うためのマイクの装着を依頼したことが発覚した。
 さらにTBSの夕方のニュース番組は、大会の主催者に無断でヘリコプターを飛ばしていたこともわかっている。

 これに対して記者会見したTBSの井上弘社長は、「まあ、一言で言えば、ばっかじゃないのかです。まあ大沢親分風でいえば、喝どころじゃない。喝、喝、喝、喝! それ以前のことですな。非常に腹立たしく、不愉快です」と笑いを交えながら話し、記者たちの顰蹙をおおいに買った。これを見た視聴者は、「ばっかじゃないのかは、こちらのセリフだろう」と思ったに違いない。

 社長は会社を対外的に代表する存在であり、会社が人に迷惑をかけたのであればそれを詫びる立場である。しかるに井上社長はまるで自社の不始末を人ごとのように笑い飛ばしたのだ。
 その1カ月後の定例記者会見で、井上社長はこのTBSのスタッフの行為について謝罪したほか、TBSの幹部が関東ゴルフ連盟などに謝罪をすませたことを発表するとともに、記者会見の自分の発言については「(自分が)腹を立てたことが先に出てしまった。その点をお詫びする」とのかっこわるい謝罪をする羽目になってしまった。さらに同社は9月になってから、「ピンポン!」の盗聴未遂についてチーフディレクターを減俸処分、情報センター長ら4人をけん責処分、ヘリコプターを飛ばした件でプロデューサーら5人をけん責処分とした。
 しかしTBSは、09年11月にもまた、石川選手の取材時にカートでギャラリーを轢き、負傷させるという事件を起こしてしまう。ほんとうに反省していたのだろうかと思わずにはいられない。

 自分の立場をまったくわきまえず、本来お詫びしなければならないところを第三者の側に回って茶化してしまう組織代表者というのは、まさに人間力のないお手本と言えるだろう。
red.gif


b.pnga.png

人間力とは、「大人になること」と見つけたり













人間力★ラボ人間力★ラボ
人間力★ラボ

人間力営業人間力営業
人間力営業

“オープンソース型ビジネスマン”の生きる道 目次オープンソース型ビジネスマンの生きる道


Better habits 社員研修 ビジネスマナー研修 新人研修

人間力ラボ 「人間力」とは相手の心に働きかけて、人を動かす力のこと