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ドライバーの心を読む安全運転センター教官   「人間力」エピソード集

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心に余裕を持てば、周りのことがよく見えてくる


 運転のうまい下手とはどのようなことなのだろうか。どうすればもっと安全にうまくクルマを運転できるのだろうか。ひたちなか市にある安全運転中央研修所の運転の達人(総括代表教官)に聞きに行ってみた。

 この運転の達人はとても小柄な人なのだが、二五〇キロもある白バイを軽々と引き起こしてさっそうと運転し、一度も走ったことのないむずかしいコースをスピードを出しながらスイスイとクリアできる。わたしならすぐに転倒してしまうと思うが、なぜこの人にはこうした芸当ができるのだろうか。
 彼はこう語る。運転がうまい人は、ただ前を見ているだけではない。「見る」ということはただ前を向いているだけではダメで、心でものを見なければならない。なぜなら、人は自分に興味のないものは認知できないからだ。そこでまず「自分はこれから運転する」と気持ちを前に向けることが大切で、そういう姿勢ができれば全体を見渡しながら、周囲の車のドライバーの気持ちや歩行者の動きをうまく察知できるのだそうだ。

 「鉄の箱の中に乗っている他のドライバーの気持ちがどうしてわかるのか」と思われるかもしれないが、たとえば「これから右に曲がろう」と思っているドライバーは、ウィンカーを出す前にハンドルがやや右に切れるので、車が微妙に動くのだ。その動きを見ていればウィンカーを出す前にその車がこれからどう動くつもりかがわかるので、後続のドライバーは前もってそれに対処する気持ちが持てる。
 逆に事故を起こした人に聞くと必ず、「思いがけないところで対向車が急に曲がって来た」とか、「急に車が割り込んできた」と語るのであるが、車の動きは走るか曲がるか止まるかに限られているので、周囲の車の動きを予測することはむずかしいことではない。むしろ普通の人は自然にやっていることで、危険の予知ができないのは周囲の車のドライバーの心が読めていないだけなのだ。

 ハンドルを握りながらリラックスして集中力を高め、周りに心を向ければ、周囲のドライバーの考えていることは見えてくる。これは心構えである。この教官は「そうした心構えはふだんの生活の中では忘れられているが、それがちゃんとできれば、心の力を使うことができる」と言う。F1ドライバーのように神業的な運転のレベルにある人は、必ずこの心の力を使って危険を回避しながら運転しているのだ。そういう領域に入っている。

 心に余裕を持ちリラックスしていれば周りのことがよく見えてくるが、逆に気持ちに余裕がなく焦っていると、周囲のドライバーの考えも読めないし、失敗することが多くなってしまう。 
 運転の達人は、いつも余裕を持って自分自分の心の動きをコントロールしている。

まわりの人に目配せができていないと事故につながる
運転の達人なら  つねに気持ちに余裕を持って、自分の周囲のことはよく見える

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